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『時空のクロス・ロード』(じくうのクロス・ロード)は、鷹見一幸による日本のライトノベル。イラストはあんみつ草。電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、2000年9月から2003年8月にかけて刊行された。 == 概要 == 鷹見一幸が榎野英彦名義で第六回電撃ゲーム小説大賞に応募し、最終選考にまで残った『ピクニックは終末に』という作品がもとになっている。 各巻毎にオムニバス形式になっており、主人公は各作品により異なっている。少年少女が機構と呼ばれる謎の組織の人間に導かれ、平行世界を訪れ、その世界を滅亡の危機からより良い方向へと変革するのに一役買うという物語になっている。 このシリーズは大きく3つに分かれる。 一つ目は『ピクニックは終末に』『サマーキャンプは突然に』『バースディは永遠に』である。これはそれぞれの主人公達が謎の老人の導きにより、三日熱(これは水疱瘡の設定になっている)が流行している世界で、彼らと親しい人々が生き残る為に選ばれし者と呼ばれる組織と戦うのを彼らなりの力で助けるストーリーである。この世界では水疱瘡に対する免疫力がない為世界的流行に人類が耐える事ができず、文明を維持するのが困難な状態になった世界と設定されている。 二つ目は『緑の指の女の子』『黄色い瞳の男の子』『赤い心の女の子』である。前シリーズが病気による世界の滅亡を描いたのに対し、こちらは人々が積み重ねてきたモノ(環境破壊等)や心の荒廃による社会性不安を背景にした世紀末に近い描かれ方であり、主人公または彼らに近しい者達による「正しい方向への矯正」のようなものが描かれている。 最終巻となる『一番列車は朝焼けに』は最初のシリーズに登場した『三日熱が蔓延した世界』を舞台にしている。しかし最初のシリーズと異なる点は、主人公は最初からその世界に暮らしていた人物という事である。ある国で発生した原因不明・治療法不明の病気、それが世界にあっという間に広まっていき、文明というものが無力なものになって行く様が描かれる。これは偶然にも同時期に現実世界で起こった『サーズ』の事件と重なる事もあり、重厚な仕上がりになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「時空のクロス・ロード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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