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晉書 ( リダイレクト:晋書 ) : ウィキペディア日本語版 | 晋書[しんじょ]
『晋書』(しんじょ )は、中国晋王朝(西晋・東晋)について書かれた歴史書。二十四史の一つ。唐の648年に太宗の命により、房玄齢・李延寿らによって編纂された。帝紀十巻・載記(五胡の単于・天王・皇帝に関する記述)三十巻、列伝七十巻、志二十巻によって構成される紀伝体。 == 成立までの経緯と構成 ==
玄武門の変により兄で皇太子の李建成を排除して帝位を簒奪した太宗・李世民は、房玄齢を総監として未編纂の史書を作ることを命じ、『北斉書』・『梁書』・『陳書』・『隋書』・『周書』と『晋書』が編纂された。太宗は代表作である「蘭亭序」を陪葬することを命じるほど王羲之に傾倒しており、『晋書』「王羲之伝」は自ら執筆している。既存の正史である『史記』『漢書』『三国志』などはいずれも個人が編纂したものを後に正史と定めたものであったが、太宗の欽定史書として『晋書』が編纂されて以降は史書編纂は国家事業となり、滅亡した王朝の史書を編纂することが正統王朝としての義務となった。 本紀に記載されるのは晋の実質上の始祖である司馬懿から東晋最後の恭帝・司馬徳文までであるが、載記では東晋滅亡の年後に死去した赫連勃勃なども入っている。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Book of Jin 」があります。
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