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本屋大賞(ほんやたいしょう)とは2004年(平成16年)に設立された、NPO法人 本屋大賞実行委員会が運営する文学賞である。一般の文学賞とは異なり作家・文学者は選考に加わらず、「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。 == 特色 == 出版不況と言われる中、本の売り上げが伸びず書店も数を減らしている一方で、出版される本の点数だけが増えていく状況が背景にあった。実行委員会を立ち上げたメンバーの1人である杉江由次(本の雑誌社・営業担当)は、そんな出版界の苦境のなかでも本を売る大きな機会であるはずの直木賞で、受賞作がゼロだったことに憤り、出版社の営業として自分が普段接する書店員の声を拾い上げるために本賞の設立を思いついたのだという。 この賞は「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」をキャッチコピーとして掲げており、主催する本屋大賞実行委員会は書店員こそが(商品と顧客という形で)本と読者を「最もよく知る立場」にあると位置づけ〔、投票資格者を書店員主体にしていることの新しさを強調する〔。書評や賞の選考委員などの仕事も多い翻訳家の大森望も、従来のように編集者が介することのないこの賞の可能性を指摘していて、実際に一次投票の結果が最終投票に向けた対象のノミネート作品と直結しており、例えば実行委員会によるいわゆる「根回し」や「すりあわせ」がない点が特徴の一つに挙げられる〔。一方で突出した、異彩を放つような作品が受賞しておらず、ラインナップも含め平均化されているという声もある。 選考は年1回単位でおこなわれ、選考期間は年度終わりの5か月間である〔。本屋大賞の実行委員会は書店員たちが集まって2003年(平成15年)に立ち上げられたものであり、文学賞の運営を行うような経験がある人間はいなかったという〔。しかし第1回、第2回の受賞作が大きく部数を伸ばしてベストセラーになり、大賞の投票に参加する書店員も増えていった〔。現在では、直木賞や芥川賞を受賞した作品よりも、売上部数が伸びる賞として大きな注目を集めている。 また本屋大賞に参加している書店には実行委員会の発行するフリーペーパー『LOVE書店!』が配布されており2006年(平成18年)2月から年3回のペースで発行が続けられている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「本屋大賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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