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再放送(さいほうそう)とは、 # 放送法第11条の見出しであり「放送を受信して送信すること」を意味する。この条では「放送事業者は、他の放送事業者の同意を得なければ、再放送をしてはならない。」としている。また、放送法施行規則第2条第7号では、「同時再放送」を「放送事業者のテレビジョン放送を受信し、その全ての放送番組に変更を加えないで同時に再放送をする有線テレビジョン放送」と定義している。従前の放送法関係法令では再送信の語も用いられていたが平成22年法律第65号による放送法改正時に再放送に統一された。''区域外再放送も参照'' # テレビ・ラジオなどで一度放送(オンエア)された番組を再度放送することである。対語は「本放送」「初回放送」「初放送」である。専門チャンネルなどでは「リピート放送」とも呼ぶ。 本項では2.について扱う。 狭義においては、かつて自局で放送した番組を再度放送することを指し、この場合は番組表に再放送を示すマークがつくことが多く、第1回を放送する場合でも新番組と特記されることは少ない。広義には同一エリアの自局以外でかつて放送され、自局では放送されたことのない番組を放送することをも指すが、この場合、新たに放映する局にとっては本来は本放送(初回放送)である(番組表において、再放送マークはつかない)。しかし以前と同じエリアでの視聴者にとっては事実上の再放送といえるため、「再放送」と称されることが多い。 == 再放送される番組の種類、及び時間 == 日本国内のテレビ放送で再放送されることが多い番組は、主にゴールデンタイムで放送されたテレビドラマ・バラエティ番組・紀行番組・ドキュメンタリー番組・テレビアニメなどである。番組対抗クイズ企画番組などの特別番組が再放送されることもある。その一方、深夜番組の再放送は少ない。再放送はキー局などの制作のいわゆる全国ネット番組・各局自社制作のいわゆるローカル番組のいずれも対象になっている。日本ではゴールデンタイムに再放送することは少ないが、NHK教育テレビ(NHK Eテレ)では2013年4月現在、日曜日の20時台(「日曜美術館」)〔主に19:00~22:00の時間帯。〕に過去に放送した番組の再放送が定期的に行われている。アメリカでは、ゴールデンタイムやプライムタイムにドラマなどの再放送が行われている。 再放送の際には、番組視聴者プレゼントコーナーにおける応募受付終了に関する注記(例:"現在は応募を受け付けておりませんのでご了承ください"など)や、本放送時に他の時間帯にその局で放送される番組の番組宣伝や、クイズの問題など、本放送時を想定していた内容などで、本放送時にはなかったテロップ〔例:"この番組は再放送です"、"この番組は○年○月に放送されたものです"、『●●(局名)での放送予定はありません』など。〕が付与するケースが多い。連続ドラマでは次回予告が〔1980年代以前の作品の一部を除く。〕カットされていることがある。これは編成上の都合(放送時間が短いためやCM時間を確保するため)もあるが、番組公式サイトのアドレスが表記されていることもある(2000年代から表記されているが、その頃の番組サイトはすでに閉鎖されていることが多い。このため、予告時にはアドレス部分をぼかし処理または別のテロップを上乗せするか、再放送を理由に次回予告そのものをカットして●●(番組名)『終』を表示させるなどしていることがある。)。また、連続ドラマではかつてエンディング後にブルーバックで「この作品はフィクションです」といった一枚画が次回予告内に表記されることがあり、フジテレビ系のドラマ作品では本放送にはなかった一枚画(またはそれを含めたエンドカード)も新たに作られることが多い。また朝日放送や瀬戸内海放送などでは一部連続ドラマの再放送でエンディング時にテロップで「この作品はフィクションです」というテロップを差し込んでいる(再放送ではカットされる次回予告でそのテロップが差し込まれているため)。 ドラマやアニメがゴールデンタイムに再放送される場合は、『~総集編』や『~完全版』、『~アンコールスペシャル』『ドラマレジェンド~』などと題して番組の解説や新たなシーン、原作者、出演者のトーク、関連作品の新作ドラマまたは劇場版の予告宣伝などを加えた上で放送されることがある。また、バラエティ番組は名場面集などとして過去に放送したコントやトークなどを放送することがある。正月三が日のゴールデンタイムに放送されるバラエティ特番を同じ年の年末の早朝から午後にかけてに再放送〔一例として、テレビ朝日・朝日放送系列で放送の「芸能人格付けチェック」の例など。〕することもある。これはおおむねの翌年の正月に放送される最新作の宣伝をかねてることが多く、再放送のマークが付いていても"元日夜6時から放送"などといった宣伝テロップが本編内に表示され、CM入りやCM明けに予告を挟んでいる。ゴールデンタイムの場合は特別企画として放送するため番組表に再放送のマークはつかない。提供クレジットによるスポンサーの表示は、地上波放送・BS放送・CS放送のいずれにおいても行われない場合が多い。 キー局等で放送された番組が地方局で遅れネットされることを「再放送」と誤用している者もいるが、受信環境によっては事実上の再放送となりうることもある。 業務悪化による経費削減の影響で2009年以降再放送枠が増加傾向である。2015年春まで、TBS系列・フジテレビ系列の大半の局は平日14:00頃 - 16:50頃の3時間程度を再放送枠等に使っていた。なお、2014年4月から9月まで、テレビ朝日系列では、「ワイド!スクランブル」の編成変更に伴い、13:05から4時間程再放送枠となっている局が多かったが、10月から再編成で14:00~16:50頃に短縮された。しかし2015年春からはフジテレビ・TBSとも大幅に再放送枠が大幅に削減された。 その一方、日本テレビ系列では13:55 - 15:50に『情報ライブ ミヤネ屋』を放送しているため、再放送枠は〔16時台のみと言う場合が多い。〕その後となる。また地方局の中では夕方ワイド番組を16時台で放送している局もあり、この場合、その時間には再放送枠は存在しないことになる(午前中の10:25 - 11:25や土日午後に再放送枠としている場合もある。)。フジテレビでは土曜日15:30 - 17:30(「土曜ワイド (フジテレビ)」)、テレビ朝日は土曜日10:00~17:25(ニュースやミニ番組をまたいで)に再放送枠を設けている。(ゴルフ中継などのスポーツ中継が入る場合がある。) 2000年代以降に制作されたドラマで、本放送時に字幕放送された作品では再放送でも字幕放送対応になっていることがある。ただし大都市圏の地上波とBS・CS放送に多く、地方圏では未対応の局が多い。 15時55分のようにフライングスタートを実施していたり、CMを増やして、本放送より5 - 6分長く放送していたりする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「再放送」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rerun 」があります。 スポンサード リンク
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