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李 莫愁(り ばくしゅう、)は、金庸の武俠小説『神鵰剣俠』に登場する架空の人物。赤練仙子と呼ばれる美貌の道姑。主人公・楊過の師伯にあたるが、楊過たちを亡き者にしようと悪辣な手を使い対立した。しかし、性格的に歪んでしまったのはつらい失恋を経験したため。その一生は「莫愁」(うれいなし)という名前に反して、決して幸せなものではなかった。 == 略歴 == 卓越した内功により、30歳を超えても未だ20歳ころにしか見えない容姿をしている。20歳ころ、思いを寄せていた陸展元が自分でなく何沅君と結婚してしまったため、この世の全ての男を恨むことになる。当然のように何沅君を殺そうとするが、少林寺の高僧のとりなしを受け、10年は陸夫婦に手出しをしないことを約束する。この間に出家して道姑(道教の尼。剃髪はしない)となり江湖をさすらうが、道場主の姓が「何」であるという理由だけで高名な武門に属する人間を皆殺しにしたり、沅江では恋敵である何沅君に使われている、「沅」の字が看板に出ているのが気に食わない、という理由で船宿を63件も廃業に追い込んだりと、やつあたりを繰り返していた。 しかし10年後、すでに陸夫婦が李莫愁とは関係なく死んでいることを知ると、やり場のない怒りを発散するため陸の弟夫婦を襲撃。郭靖らの妨害を受けつつ、陸無双を誘拐して退散した。 自身がこのような失恋を経験したため、この世の男は全て不誠実なものだと考え、憎み抜いている。それでも、小龍女のために命すら惜しまない楊過らの関係には一種の嫉妬めいた感情を持っており、またこれが小龍女への逆恨みとともに楊過に対立する原因にもなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「李莫愁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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