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ウワミズザクラ(上溝桜、''Padus grayana'')は、バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木。 和名は、古代の亀卜(亀甲占い)で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来する。 よく似たイヌザクラとは、花序枝に葉がつく事などで区別できる。 * 分布:北海道西南と本州、四国、九州の山野に自生し、日照と小川沿いなど湿潤した環境を好む。 * 樹高:約10~15m。 * 樹皮:灰~褐色。 * 枝 :小枝の多くは落葉後に落ちる。 * 葉 :長さ6~9cm、幅3~5cmで楕円形で先が急に細くなり、縁には鋸歯がある。 * 花 :5月(北海道では6月)頃。長さ10cmほどの白い総状花序は雄蘂が目立ち、ブラシのように見える。 * 果実:直径約8mmの卵円形の核果を付け、初夏にかけて赤から黒く熟す。 * 利用:材は軽くねばり強い事から建材のほか、彫刻細工、版木、道具の柄などに利用される。香りのよい、若い花穂と未熟の実を塩漬にした杏仁子(あんにんご)〔 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p23 昭和33年12月25日発行〕が、新潟県を中心に食用とされる。また、黒く熟した実は果実酒に使われる。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウワミズザクラ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Prunus grayana 」があります。 スポンサード リンク
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