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千代田線(ちよだせん)は、東京都足立区の綾瀬駅から渋谷区の代々木上原駅間を結ぶ本線と、綾瀬駅から北綾瀬駅間を結ぶ支線(通称:北綾瀬支線)から成る東京地下鉄(東京メトロ)が運営する鉄道路線。鉄道要覧における名称は9号線千代田線である。車体および路線図や乗り換え案内で使用されるラインカラーは「グリーン」(緑)、路線記号はC。 == 概要 == 北千住 - 綾瀬間は、運賃計算上はJR常磐線(各駅停車)との二重戸籍区間で、運賃などの扱いが異なる(後述)。また、この区間は東京地下鉄の路線ではあるが、2013年3月23日の交通系ICカード相互利用開始以前からSuicaおよびSuicaと相互利用可能なICカードがすべて利用できた。 1962年(昭和37年)の都市交通審議会答申第6号において、東京8号線が「喜多見方面より原宿、永田町、日比谷、池ノ端および日暮里の各方面を経て松戸方面へ向かう路線」として示された。その後、1964年(昭和39年)の改訂で日暮里を経由し松戸方面に向かう経過地については、西日暮里、町屋、北千住を経て常磐線に接続し、綾瀬以遠は常磐線を線増することが示されたほか、喜多見方面から原宿までの経過地については喜多見 - 代々木上原間は小田急線を線増することが示された。同年12月6日の建設省告示3379号において、第6号答申の東京8号線は東京9号線として確定した。さらに、1972年(昭和47年)の都市交通審議会第15号答申では起点側に橋本 - 喜多見間が加えられた(ただし、小田急側の要請により乗り入れ区間は本厚木 - 代々木上原間とされた)。このうち、綾瀬 - 代々木上原間が千代田線として順次開業している。 車両規格の関係で十分な輸送力が確保できない既存3路線(銀座線・丸ノ内線・日比谷線)の混雑解消を目的とした「バイパス3路線」の第1号(他の2路線は有楽町線・半蔵門線)であり、大手町、霞ケ関、国会議事堂前など官公庁や大企業を多数擁する駅を通る重要な通勤路線である。特に東武鉄道との直通により混雑の激しい日比谷線の混雑緩和が目的とされた。緩和効果については常磐線複々線化の沿革と問題を参照されたい。 茨城県や千葉県から東京都を結んでいる常磐快速線や、相互直通運転を行う常磐緩行線からの乗客が多いが、東武伊勢崎線の乗客が同線と相互乗り入れする日比谷線、半蔵門線を利用せず、北千住駅から千代田線を使う乗客も多い。理由は日比谷線よりも千代田線の方が日比谷・霞ケ関両駅〔北千住から霞ケ関までの所要時間は日比谷線で29分に対し千代田線では22分。〕へ、また半蔵門線よりも千代田線のほうが大手町駅への所要時間〔北千住から大手町までの所要時間は押上・半蔵門線経由で25分に対し千代田線では17分。〕が短いためである。さらに、朝の通勤ラッシュ時の遅延が度々起きている。 連絡乗車券は、直通するJR東日本(北千住接続、常磐線亀有 - 取手間、他に一部武蔵野線)・小田急電鉄(代々木上原接続、南新宿 - 代々木八幡間、東北沢 - 小田原・片瀬江ノ島・唐木田間および、箱根登山鉄道箱根湯本)のほかに東武鉄道への連絡乗車券も発売している(北千住接続)。 本路線の「千代田線」という路線名称は、営団で初めて職員より募集を行ったもので、応募された路線名称は1,443点、205線名に及んだ。 審査の結果、応募数が208名と最も多かった「千代田線」が選ばれた。また、本路線は千代田区内を貫通して運転されていることもふさわしい理由とされた〔帝都高速度交通営団「東京地下鉄道千代田線建設史」参照。〕。 千代田線は代々木上原 - 綾瀬間と綾瀬 - 北綾瀬間で運行系統が分断されているが、駅ナンバリングの番号は代々木上原から北綾瀬まで通しでつけられている。なお、将来的には北綾瀬から代々木上原方面まで通し運行される列車が設定される見通しである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京メトロ千代田線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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