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都営バス(とえいバス)は、東京都が経営する公営バス。都バス(とバス)と呼ばれる。 東京都交通局内にバスを担当する「自動車部」(都電・都営地下鉄と日暮里・舎人ライナーは電車部)があり、バスの輸送人員は日本一の神奈川中央交通に次いで全国2位。 東京都区部〔2012年度までは23区全てに路線があったが、同年度末をもって目黒区を走行する路線から撤退。同区は唯一都営バスが走らない区となった。〕 と青梅市〔青梅地区では一部埼玉県飯能市内も運行。多摩地域では青梅市のほか青梅街道上を小平市まで運行する。〕 を主な営業エリアとする一般乗合バス事業の他、渋谷・南千住に集約配置されている観光車両(5台)、乗合用車両の転用による貸切バス事業も行っている。 2002年に乗合バスの営業区域の規制がなくなり、事業者間の競争が激化した。そのため、2003年から毎年4月に、経営効率化のために一部事業所で東京都が出資する民間事業者「はとバス」への業務管理委託を行っている〔これまでに委託された営業所・支所は、2003年:杉並支所、2004年:臨海支所、2006年:青戸支所、2008年:港南支所、2009年:新宿支所。〕。また、2003年より江東・江戸川・深川の各営業所で江東区内の中学校登下校用のスクールバスの運行を受託している(年度によりうち2営業所が運行)。 == 沿革 == === 創設期 === 東京都によるバス事業は、大正13年(1924年)1月18日に東京市電気局が暫定的に乗合バス(東京市営バス)事業を開始したことに端を発する。これは、大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災により、東京市が運営していた東京市電は大打撃を受け、復旧には相当な期日がかかることが見込まれたため、市電の代替輸送機関としてだった。最初に開通した路線は東京駅と渋谷駅(中渋谷)、巣鴨駅(巣鴨)と東京駅を結ぶ路線で、運行開始時はワンマン運転を採用し、停留所で切符を販売する形だった。また、当時の車体は明治初期の乗合馬車を連想させた。乗合馬車自体を「円太郎」〔この円太郎とは乗合馬車の時代にスターになった落語家4代目橘家圓太郎のことである。乗合馬車は、御者がラッパを吹きながら乗合馬車を進ませた。4代圓太郎は、寄席で自らが高座に入場する際に、パロディで、馬車の御者のラッパを吹きながら入場した(入場テーマ曲替わりか)。バカウケした。圓太郎は一躍スターとなり、(馬車が「円太郎」と呼ばれただけでなく)自身も「ラッパの圓太郎」の異名をつけられた。〕 と呼んでいたのに因み、この乗合馬車然とした市営バスは円太郎バスと呼ばれるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「都営バス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toei Bus 」があります。 スポンサード リンク
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