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東北工程(とうほくこうてい)とは、「東北辺疆歴史与現状系列研究工程」の略称で、中国東北部(旧満州)の歴史研究及び韓国史の歪曲を目的とする中華人民共和国の国家プロジェクトである。1997年から開始され、2000年以後に研究成果が中国国外のメディアにも公表されるようになった。 その中で高句麗と渤海(百済や新羅も含まれることがある)を中国史の地方政権とした扱いに対して、韓国国内で激しい抗議が発生し、2006年には中韓間の外交問題に発展した。結果的に「学術討論で解決していき、政治問題としない」との合意で政府レベルではひとまず沈静化しているが〔聯合ニュース 『高句麗史問題、韓中が「思慮深い措置」で合意』 2006年10月13日〕、韓国メディアが「潜伏状態」〔中央日報 『習近平の「新・朝鮮策略」』 2014年7月10日〕と表現する通り、民間レベルや歴史教育の分野ではしばしば問題となり、両国間の潜在的な懸案となっている。 ==概要== 言語的観点から現代の韓国・北朝鮮の祖とされる新羅と、高句麗とでは、民族的・言語的に隔たりがあり〔金芳漢著・大林直樹訳『韓国語の系統』〕、高句麗を現在の韓国・北朝鮮へ連続する国家と見なす十全な根拠がなく、満州族のルーツである女真族と高句麗のルーツは同じツングース民族とされ、高句麗の故地を領土に含み、高句麗と民族的に同系である満州族を国民として多数抱える中国と韓国との間に軋轢が生じている。 渤海は高句麗人と靺鞨人が一緒に立てた多民族国家という学説は、1933年に白鳥庫吉が初めて唱え、韓国の学界において主流を占めている。反面、北朝鮮の学界は全住民が高句麗人と主張し、中国とロシアの学界は靺鞨人と主張している。わけても中国の学界は、高句麗と渤海の文化的継承性も否定している〔韓国古代史研究の争点と韓国学界の研究水準(下) 『朝鮮日報』2007年8月22日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東北工程」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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