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東急車輛製造株式会社(とうきゅうしゃりょうせいぞう、英称:''Tokyu car corporation'')は、東急グループの企業で東京急行電鉄(東急)の完全子会社である横浜金沢プロパティーズ株式会社の2014年までの商号。 1948年(昭和23年)から2012年(平成24年)までは鉄道車両および特装車・立体駐車装置などを取り扱っていた製造業であったが、現在は不動産賃貸業を行う企業として存続しており、2014年に商号を横浜金沢プロパティーズ株式会社に変更した。 == 概要 == 東急の鉄道車両製造・修理改造事業部門が1953年(昭和28年)に独立した企業を源流とする。神奈川県横浜市金沢区の本社(横浜製作所)を始めとして、群馬県邑楽郡邑楽町(群馬製作所)および埼玉県羽生市(羽生製作所)の製造拠点を有した。 1968年(昭和43年)には大阪府堺市に製造拠点を置いていた帝國車輛工業を吸収合併。合併後は鉄道車両の製造については横浜製作所に集約し、トラック・特装車・分岐器・国内外向けの各種コンテナの製造専門工場となっていた。2003年には和歌山県紀の川市に工場を移転し和歌山製作所としていた。 鉄道車両事業においては、親会社である東京急行電鉄向けのみならず、日本国有鉄道・JR各社、私鉄・公営企業向けに、新幹線車両・在来線用の電車・気動車(ディーゼルカー)・客車などを製造・供給し、日本国外への輸出も行った。また2012年(平成24年)3月31日当時においては関東地方に工場を持つ唯一の鉄道車両メーカーであり、下記の車両製造実績の通り、関東の主要な鉄道事業者全社(者)への納入実績を有した。 東京急行電鉄以外ではJR東日本との関係が深く、同社が導入した通勤型車両のうち30%を受注・製造しており、特急型車両においては最多数の32%を受注・製造した。1990年代には、JR東日本などと共同で、VVVFインバータ制御および軽量ステンレス構体を採用した次世代通勤形電車を開発した。JR東日本901系電車として導入された同通勤形電車は従来車(103系電車)と比較して約48%の電力で運行できる省エネルギー車両であった。その他、寝台特急「カシオペア」の寝台車や食堂車(E26系客車)の製造も担当した。また、JR東日本に対して車両製造の技術供与を行い、新津車両製作所の開設に協力した。また、帝國車輛工業を合併した関係で南海電気鉄道(南海)との関わりも深く、南海と子会社の阪堺電気軌道の車両は東急車輛製造で製造されていた。 横浜製作所の敷地面積は296,000m²、建屋面積113,000m²、鉄道車両生産能力は年間720両(通勤形電車換算)であった。 2012年(平成24年)に業績不振を理由に、鉄道関連事業(横浜・和歌山)を東日本旅客鉄道(JR東日本)に、立体駐車装置事業(羽生)および特装自動車事業(群馬)を新明和工業へ譲渡し、製造業としての歴史を閉じた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東急車輛製造」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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