翻訳と辞書
Words near each other
・ 梁舌
・ 梁英二
・ 梁英姫
・ 梁華盛
・ 梁袠
・ 梁裕燦
・ 梁訓
・ 梁詠琪
・ 梁貴子
・ 梁起鐸
梁軟骨
・ 梁迥
・ 梁邦彦
・ 梁鄒城
・ 梁錦松
・ 梁雨恩
・ 梁雪湄
・ 梁静茹
・ 梁靜茹
・ 梁順任


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

梁軟骨 : ミニ英和和英辞書
梁軟骨[りょうなんこつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はり]
 【名詞】 1. a beam 
: [ほね]
  1. (adj-na,n) bone 

梁軟骨 : ウィキペディア日本語版
梁軟骨[りょうなんこつ]

梁軟骨{りょうなんこつ:trabecular cartilagetrabecula cranii。もしくは単にtrabecula(複数形trabeculae)、梁柱軟骨とも }は、脊椎動物 顎口類での頭部の形成過程において、骨格の中でももっとも初期に神経堤細胞より発生する棒状の軟骨
発生を経るにつれて伸長し、篩骨や神経頭蓋底など、軟骨頭蓋の正中部における主要な骨格成分の大部分をつくる。
==概要==

前脳の腹側・下垂体原基の両側方に、左右一対の棒状の、独立した軟骨成分として発生する。発生が進むと左右の梁軟骨の、下垂体よりも前方の部分は伸長して正中で癒合し、交梁軟骨(trabecula communis)を形成。対して後方部は伸長して旁索軟骨(parachordal cartilage)と癒合する。
多くのグループではこれが背側に伸長し、眼窩中隔鼻中隔へと発生する。このようなタイプの頭蓋形成はtropibasicと呼ばれる。
対して、背腹軸にほとんど伸長せず横に広がるタイプの頭蓋形成をplatybasicと呼び、哺乳類両生類はこの形式を採る。
脊椎動物における軟骨形成のほとんどは、脊索からのシグナルに誘導された中胚葉性の体節分化によるものだが、梁軟骨とそこから発生する頭蓋骨の一部は脊索の前端よりも吻側にあるため〔このため、索前頭蓋(prechordal cranium)と呼ばれる(Couly et al., 1993)〕こうしたシグナル経路とは無縁であり、しかも中胚葉ではなく神経堤細胞に由来するという点で特殊である。そうした極めて特異な点と脊椎動物の頭部形成に関する重要性から、形態学や比較発生学においてよく注目され、その進化的起源や発生プロセスについてはこれまで様々な説が存在した。現在は頭部神経堤細胞のうち、顎骨弓(第1咽頭弓)のさらに吻側を占める、咽頭弓に寄与しない領域の間葉から発生するとされる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「梁軟骨」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.