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樊氏[はん し] 樊 氏(はん し、生没年不詳)は、中国後漢末期の女性。趙範の兄の妻。 == 概要== 劉備が長江南岸を平定したとき、趙範に代わって趙雲が桂陽太守になった。樊氏は中華一の色香の持ち主で、既に夫を失っていたため、趙範が趙雲に引き合わせた。しかし趙雲は「貴男とは同姓なのだから、貴男の兄は我が兄も同然ではないか」と言い、固辞して承諾しなかった。当時、承諾するよう趙雲に勧めた人もいたが、趙雲は「趙範は追い詰められて降ったに過ぎず、彼の心も知れたものではない。また天下にも女性は少なくない」と言い、ついに娶らなかった。趙範が曹操の下に逃亡したが、趙雲は全く気にしなかったという。 盧弼の『三国志集解』では「趙雲が樊氏を娶らなかったのは、関羽が秦宜禄の前妻の杜氏を娶りたいと曹操に請願したのに対し、はるかに賢明な行ないである」と称えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「樊氏」の詳細全文を読む
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