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横浜市役所(よこはましやくしょ)は、地方公共団体である横浜市の執行機関としての事務を行う施設(役所)である。現在の市庁舎は7代目で、横浜開港100年記念事業のひとつとして、村野藤吾の設計により1959年(昭和34年)に竣工した。また、2007年(平成19年)から2009年(平成21年)にかけて耐震補強工事を実施している〔市庁舎耐震補強工事 (横浜市建築局)〕。 近年、業務拡大のため建物が手狭になったことに加え、老朽化が進行し、前述の通り耐震補強工事は実施されたものの巨大地震に際しての耐震性については尚も問題があることなどから、横浜市庁舎の移転・建て替えの議論がなされている。北仲通南地区(中区本町6丁目)への「全面移転案」と、北仲通南地区と現庁舎(港町)からなる「分庁舎案」があり検討されていたが、現在では全面移転とする方針が固められている(移転の詳細は後述)〔新市庁舎整備に関する検討について (横浜市税務局)〕。 == 概要 == 現市庁舎は関内の中心地にあり、横浜公園(横浜スタジアム)と隣接している。また、前述の通り開港100周年を記念して1959年に建設されたものである。横浜市の本庁機能については市庁舎のみならず、関内周辺を中心に所在する16のビルに分散されている。今後の計画として新市庁舎ビルが北仲通南地区(中区本町6丁目)に2020年1月完成予定で、同年6月には当市役所がここに移転するほか前述の本庁機能なども集約される予定である〔新市庁舎679億円で契約へ 横浜市、竹中・西松JVと (神奈川新聞「カナロコ」 2015年12月5日)〕。 なお、市役所の建物に対する呼称として横浜市公式ウェブサイトや市営地下鉄の案内放送などでは、「横浜市庁舎」の呼び名が用いられている。また、市役所前のバス停や交差点も「市庁前」である。市内の各区役所も、保健所や図書館などを併設して○○区総合庁舎と呼ばれることが多い。
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