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機動衛生ユニット(きどうえいせいユニット)は航空自衛隊が装備する航空機搭載型の医療ユニットである。 == 概要 == 有事や災害時に傷病者を域外搬送するために開発された装備である。航空自衛隊に設置された機動衛生検討委員会において、輸送機で重症患者を搬送する方法が検討され、2003年頃に原案が取りまとめられた。〔2013年9月号 〕 輸送機への搭載が容易なコンテナ型となっており、1ユニットに最大3名を収容可能で、C-130輸送機には2ユニットを搭載できる。ユニットは長手方向の前後に出入口を備え、中央に主ベッドが配置されているが、簡易ベッドを使用する際はユニット右側にスライドする。簡易ベッドは取り外し可能で、ユニット左側に二段に設置する。集中治療室に準じた環境で重症患者を安全に搬送出来るよう、各種の医療機器が搭載されている。機器の選定にあたっては、限られたスペースに搭載することから軽量小型である点を重視、信頼性の面で機上医療における使用実績の有無も考慮している。天井には最大20000ルクスの照明が設置されている。〔航空自衛隊 航空機動衛生隊ウェブサイト 装備品等 2014年11月23日閲覧 〕 同様にユニット化された医療設備として陸上自衛隊が野外手術システムを装備しているがコンセプトが異なり、野外手術システムが4台の車両と支援装備から構成され、本格的な外科手術を行う野戦病院としての機能を備えるのに対して、機動衛生ユニットは航空機へ搭載することからコンテナ1台にコンパクトにまとめられており、重症患者を迅速に航空搬送するための集中治療室としての機能に絞られている。〔 航空機搭載型ユニットの特徴として、飛行中の輸送機の貨物室は騒音が激しいため、防音性に優れた構造となっており、ユニット内が80デシベル以下になるよう設計されている。乗員との連絡には専用のヘッドセットを利用する。また、航空機の機器と医療機器の間で電磁波干渉による誤作動が発生しないよう、電磁波を遮断する構造となっている。〔 2007年3月29日に1号機が、2010年12月16日に2号機が小牧基地へ配備されている。〔航空自衛隊 航空機動衛生隊ウェブサイト 航空機動衛生隊について 2014年11月23日閲覧 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機動衛生ユニット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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