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武乙 : ウィキペディア日本語版
武乙[ぶそいつ]

武乙(ぶいつ)は殷朝の第27代王。
===史書に書かれた武乙===
史記の記述によれば、武乙は、無道であった。例えば、「天神」と名を付けた手作り人形を作り、その人形と博打をして、その人形が負けると罵った。また、その傍ら天に向かって矢を放つということもした。最期は、武乙は黄河と渭水の間の土地で狩猟をしているときにに打たれて、手の施しようも無いまま即死したとされている。
白川静は、武乙の時代は帝辛等の祖先神を祭祀するそれとは違い、自然神の祭祀が主であり、史記の武乙についての記述は不可解であるとした上で、武乙の説話を雷による震死により造作されたものや、当時の信仰への葛藤の現われとする見解を述べている。
竹書紀年によると季歴と同時代の人物であり、参朝した季歴が武乙より土地と馬と玉を賜ったらしい。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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