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水口細工(みなくちざいく)は、現在の滋賀県甲賀市で作られていた細工物の総称。干瓢(かんぴょう)とともに、東海道の水口宿の名物として知られた。 == 由緒と伝来 == 一説には藤原秀郷の末裔の伊予守頼綱の死後、その家族が京都から水口に移住し、山野に自生する葛藤(つづらふじ)を編んで細工物を作ったことが始まりという〔柴田實監修『水口町志』下巻(水口町志編纂委員会、1959)53p。伊予守頼綱は天文15年3月3日に京都で戦死したとされる。〕。江戸時代の水口は、加藤家の城下町であり、また東海道の宿場町(水口宿)であったため、藩の御用を受け、様々な献上品として、また旅人の土産として流通した。明治時代になると、日本国外への輸出も始まり、更なる盛況を呈したが〔滋賀県甲賀郡教育会編『甲賀郡志』下巻(名著出版、1971)1023p。西村藤七郎が政府の保護を明治5年に海外輸出を果たし、翌6年にはオーストリアで開かれたウィーン万国博覧会に出品し、賞牌を受領した。〕、戦後は従来の藤細工(ふじざいく)だけでなく、経木細工(きょうぎざいく)や檜細工(ひのきざいく)なども登場した。石油化学製品の普及により、水口細工の需要が伸び悩む中、1970年(昭和45年)に水口細工(藤細工)の伝承者が亡くなり、水口における水口細工の伝承は途絶えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水口細工」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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