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水声社(すいせいしゃ)は、日本の出版社。おもにフランス文学を中心に、幻想文学などの作品や評論の翻訳などを出版している。1981年に横浜市で、株式会社書肆風の薔薇(しょし かぜのばら)として創業したが、その後は移転を重ねた。1991年に現社名に改称、2000年に現在の所在地である東京都文京区小石川に移転した〔。雑誌『幻想と怪奇』や国書刊行会の『世界幻想文学大系』の編集に関わった鈴木宏が創設し、社長となった。 1997年出版のフレデリック・ヴィトゥー (Frederic Vitoux) 作、権寧訳『セリーヌ伝』と、2007年出版のエレアザール・メレチンスキー () 作、津久井定雄、直野洋子訳『神話の詩学』で、日本翻訳出版文化賞を2度受賞し、2012年出版のユーリウス・H・シェプス作、鈴木隆雄ほか訳『ユダヤ小百科』では、日本翻訳出版文化賞翻訳特別賞を受賞した。 水声社は、特徴あるシリーズとして、ルドルフ・シュタイナーの著作の翻訳多数と研究書などを含む「神秘学叢書」、「ロスミスティカ叢書」を刊行している。「記号学的実践叢書」は、ジェラール・ジュネット (Gerard Genette) の翻訳多数を含むフランス系の記号学研究書のシリーズである。また、ラテンアメリカ文学作品を集めた「アンデスの風叢書」では、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、アレホ・カルペンティエル、オクタビオ・パス、フリオ・コルタサル、フアン・ルルフォ、ガブリエル・ガルシア=マルケス、カルロス・フエンテスなどの作品が取り上げられている。 水声社は、特定作家の作品シリーズとして、マルキ・ド・サド、オノレ・ド・バルザック、ヴィクトル・セガレン、ミハイル・バフチン、ヘンリー・ミラー、中村真一郎などを取り上げている。中村真一郎の会を運営している。 PR誌『月刊水声通信』の記事の一部は公式ホームページにおいてネット上でも公開されている。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水声社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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