|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 永久 : [とわ, えいきゅう] 1. (adj-na,n) eternity 2. perpetuity 3. immortality ・ 運 : [うん] 【名詞】 1. fortune 2. luck ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion ・ 夢 : [ゆめ] 【名詞】 1. dream
『永久運動の夢』(えいきゅううんどうのゆめ、)は、イギリスの著述家、アーサー・オードヒュームの永久機関の歴史に関する著書である。1975年の英国放送協会(BBC)のテレビ番組のために調査が始められ、1977年にイギリスで出版された。オードヒュームは航空エンジニア出身で、オルゴールや機械仕掛けの楽器に関する分野の著書のある人物である。 日本では、1987年に高田紀代志と中島秀人による翻訳が朝日新聞から出版された。 == 内容概要 == 永久運動研究家にインスピレーションを与えたいろいろな物理の原理が紹介され、彼らの研究の結果が紹介されるが、詳しく紹介されるエピソードには、以下のような人物・装置のエピソードなどがある。 * 水を循環させて水力を動力にする装置 - 17世紀までに残された書物に記された水などを循環させて回り続けさせようとするメカニズムが紹介される。紹介されるのは15世紀のイタリアのマルクアントニオ・ズィマーラ、17世紀のイギリスのエドワード・サマセット、ドイツのゲオルク・ベックラーらである。 * コックスの永久運動 - 定義によっては永久機関とはいえないが、1770年代にイギリスの時計師、ジェームズ・コックスは、持続的に動き続ける時計を製作し、実際に動いた。水銀気圧計と巧妙な機械仕掛けで、気圧の変化で自動的にゼンマイを巻き上げる時計であった。 * レドヘッファーの永久運動 - 1810年代のフィラデルフィアとニューヨークでいかさまの機械を展示したチャールズ・レドヘッファーや同様な詐欺師、J.M.オルドリッチらが紹介される。 * キリー・モーター - 19世紀の後半にキリー・モーターという会社をつくり、出資者を集めたジョン・ウォーレン・キリーのいかさま機械が紹介される。圧縮空気をたくみに隠して使った。 * ガンジー・ゼロモーター - 19世紀末にアメリカ海軍の主任技師、ベンジャミン・アイシャーウッドがガンジー教授の発明した液体アンモニアを使い、常温での気化による膨張から仕事を取り出し、その時の膨張による温度低下で液化するというメカニズムに興味を持ち、実験をしたが動力を取り出すことはできなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「永久運動の夢」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|