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沼沢 洽治(ぬまさわこうじ、1932年12月6日 - 2007年11月16日〔四国新聞社 、エキサイトニュース など〕)は日本の英文学者、翻訳家。東京工業大学名誉教授。従四位瑞宝中綬章。 東京生まれ。東京大学英文科卒業。のち東工大教授、桐蔭学園横浜大学教授、聖心女子大学教授を務めた。専攻はアメリカ文学。姓の正式な表記は沼澤〔初期の一部の訳書では「沼澤」と表記。〕。 専門としてはヘミングウェイ、フィッツジェラルドなどロスト・ジェネレーションの作家や、サリンジャー、および現代英米演劇。福田恆存が理事長を務める現代演劇協会に参加、その傘下にある劇団雲、劇団欅、劇団昴において英米戯曲の翻訳も手がけた。 SFファンでもあり〔ヴァン・ヴォークト『イシャーの武器店』(創元、1966年)の「訳者(沼沢洽治)あとがき」より〕〔福原麟太郎監修『英米文学史講座・第13巻・二十世紀IV』(研究社出版、1984年)の「SF」の章〕、翻訳家としての活動の前半期(1960年代中盤 - 70年代序盤)にはSFの翻訳も行なった。「武器店」二部作、『宇宙船ビーグル号の冒険』(創元版)、『終点: 大宇宙!』などヴァン・ヴォークトのSF作品が有名。他にアイザック・アシモフ「トランター」もの、アルフレッド・ベスター『分解された男』など。 訳書の総計は40ないし50冊。確認できる最古の翻訳は、T・S・エリオット「劇詩問答」で、1960年、中央公論社『エリオット全集・第3巻』に収録された。 英米演劇の翻訳では、アーサーミラー『セールスマンの死』、スタインベック『怒りの葡萄』など。 ==翻訳以外の著述== 創作・エッセイ等の著作はないが、公刊された英米文学に関する評論・研究解説が少しある。「サリンジャー文学とニューヨーク」(〔渥美昭夫編『サリンジャーの世界』(荒地出版社、1969年)〕に所収)、「『ブラック・ヒューマー』作家」(〔竜口直太郎編『現代アメリカ文学入門』(評論社、1974年)〕に所収)、『英米文学史講座』の「SF」の章(正確には〔)など数編。また劇団三百人劇場で公演された翻訳劇の解説が多数ある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沼沢洽治」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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