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注口土器(ちゅうこうどき)は、縄文時代の土器形式のひとつ。 胴部側面あるいは口縁部直下に注ぎ口が付いた土器で、酒などの飲物を注ぎ入れるために使われたと考えられる〔「日本考古学事典」570頁〕。壺形・土瓶形・瓢簞形・浅鉢形などの形がある〔「考古学探訪の基礎用語」87頁〕。 新潟県室谷洞窟出土の草創期末のものが最も古く、熊本県瀬田裏遺跡でも早期のものが相当数出土し、前期にも類例が知られるが、他地域では当該期のものは確認されていない〔「日本考古学事典」570頁〕。 前・中期の関東に散見して後期初頭以降に発達する。特に堀之内式の広口壺の胴部に注ぎ口を付けたものは注口土器特有の形態と文様をもち、関東で普及して後期中頃の加曾利B式の分布圏拡大とともに東日本全体に広がる。西日本や北海道ではきわめて少ない〔「日本考古学事典」570頁〕。 ついで東北の後期末と晩期の亀ヶ岡式で著しく発達し、その量も多くなる。ただし、後期に盛行した関東では、晩期になると亀ヶ岡式の注口土器を移入したり、あるいはその模倣にとどまる。東北の後期末から晩期はじめには注口部分を男根に見立てて、その付け根の両側に睾丸の膨らみを表現したものがある〔「日本考古学事典」570頁〕。 弥生時代初頭に並行する東北の大洞A'式まで、わずかながら残る〔「日本考古学事典」570頁〕。 == 関連項目 == * 縄文土器 * 鐙型注口土器 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「注口土器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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