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渡月橋(とげつきょう)は、京都府京都市の桂川に架かる橋である。 == 概要 == 渡月橋は、桂川左岸(北側)と、中州である中ノ島公園の間に架かる橋で、全体が右京区にある。橋長155m、幅11m、車道は2車線で、両側に一段高くした歩道がある。観光名所であるとともに、桂川の両岸地域を結ぶ重要な交通路で、京都府道29号の一部となっている。また、南詰は京都八幡木津自転車道の起点となっている。 承和年間(834年 - 848年)に僧、道昌が架橋したのが始まりとされ、現在の位置には後年に角倉了以が架けたとされる。亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから渡月橋と名付けられた。 現在の橋は1934年(昭和9年)に完成した。橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート製だが、欄干部分は景勝地である嵐山の風景にとけ込むよう木造となっている。また、観光パンフレットなどにはこの橋が写り込んだ写真が多用されるほか、映画やテレビドラマの撮影で多用されていることもあり、観光地としての嵐山を象徴する建造物ともなっている。 欄干が木造であることから、自動車が衝突した際に欄干を突き破って川底に落下〔2006年12月30日未明、歩道に車が乗り上げ、欄干を破損して川の中州に転落する事故が起きた。この事故による死傷者は無かった。〕したり、捨てられた煙草の火によって欄干が燃える事故が発生することがある。 長らく橋には照明施設が無かったが、地元の任意団体である「京都嵐山保勝会」が関係機関の協力を得て橋の上流にあたる西高瀬川との分岐部にサイフォン式小型水力発電機を設置〔ギャラリーの「西高瀬川との分岐部」の写真の西高瀬川の右に有る白っぽい機器が小型水力発電機。〕し、そこで得られた電力により、夜間帯にLED照明を用いて橋を照らしている〔観光にやさしい渡月橋の灯り - 京都嵐山保勝会(2011年8月11日閲覧)〕。また、関西電力と相互に供給できる体制(系統連系)が採られており〔、逆潮流(同電力への売電)による利益は周辺の清掃などの活動資金に使われている。 2013年の台風18号襲来の際、桂川が氾濫して橋周辺が冠水する被害が出たが〔嵐山・渡月橋ほぼ冠水…京都、滋賀、兵庫で避難指示など相次ぐ 産経ニュースWest 2013年9月16日、同10月5日閲覧。〕、橋が流失するなどの致命的なダメージは無かった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「渡月橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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