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湧別技法(ゆうべつぎほう)とは、細石刃剥離技術の一つである。 北海道湧別川の源流に近い白滝村の露頭に湧別技法という最高級の石器が遠軽町白滝遺跡群第30・32地点出土の資料をもとに、芹沢長介と吉崎昌一によって1961年に確認された。湧別技法によって準備される細石刃核は「白滝型」と「札滑型」に分類されている。細石刃文化期の日本列島と周辺地域の関連を考える上で重要な指標となっている。 == 製作工程 == 湧別技法によって細石刃を生産する場合、三段階の工程を踏む〔山田晃弘「湧別技法」の項(江坂輝爾・芹沢長介・坂詰秀一編 『新日本考古学小辞典』 ニュー・サイエンス社 2005年 416-417ページ)〕。 #半月形または木葉形の両面加工石器(ブランク)を製作する。 #両面加工石器の両端に長軸方向の打撃を複数回加え、器面にほぼ直交する打面を作出する。この段階で、最初に断面三角形の削片が剥離され(ファースト・スポール)、二回目以降では断面台形のスキー状スポールが剥離される。 #細石刃を作出する。長軸の一端または両端より剥離作業が行われる。細石刃核は船底形(楔形)を形成する。この時に準備される細石刃核は「白滝型」と「札滑型」に分類される。白滝型は打面に擦痕があることが大きな特徴であり、当初はそれ自体が道具だと考えられていた。(この内、比較的小形の細石刃核の一群で、打面部に縦方向の擦痕が認められるものがある。これを使用痕と考え、この湧別技法をある種の船底形石器の製作技法とみる立場もある。) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「湧別技法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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