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漆部 伊波(ぬりべ の いわ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。氏姓は漆部直のち相模宿禰。外従七位下・漆部足人の子とする系図がある。官位は従五位下・尾張守。 == 経歴 == 天平20年(748年)東大寺大仏殿建立に際して商布2万端を貢進した功労により〔『東大寺要録』〕、従七位上から外従五位下に叙せられる。 淳仁朝では佐渡守・贓贖正を歴任する。また、天平宝字5年(761年)に難波津の交通の要衝である摂津国西成郡美努郷の堀江川添を東大寺から買得しており〔『東大寺文書』〕、伊波の広範な交易活動と東大寺との密接な関係がうかがわれる〔川島309 〕。 天平宝字8年(764年)に発生した藤原仲麻呂の乱では孝謙上皇側に付き、乱の功労により内位の従五位下に叙せられ、翌天平神護元年(765年)には勲六等の叙勲を受けている。称徳朝では右兵衛佐を務める一方で、大和介・修理次官等を兼ねた。またこの間、神護景雲2年(768年)には漆部直から相模宿禰に改姓し、相模国国造となっている。 光仁朝では、宝亀2年(771年)鼓吹正に任ぜられ、宝亀5年(774年)尾張守として地方官に転じた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「漆部伊波」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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