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濱田 陽(はまだ よう、1968年11月 - )は、日本の文化学者、帝京大学文学部日本文化学科准教授。 徳島県出身。専門は比較宗教文化、日本文化、文明論。 自然とともにある日本と世界の宗教文化伝統に着目し、近代文明とその思考がはらむ困難を乗り越えようとする立場から日本文化、東アジア文化、宗教多元論、文明論など幅広い領域を研究している。 複数宗教経験(inter-religious experience 無宗教+α、宗教+αの豊かな人間経験)に積極的な意義を与え、その諸相を明らかにする研究を提唱してきた。宗教多元状況において、シンクレティズム(混交)にとどまらない複数宗教経験は、近代西洋を範に展開されてきた宗教経験(religious experience)論、宗教間対話(inter-religious dialogue)論、宗教(religion)概念論を総合的・批判的に検討し、それらによってとらえがたい人間経験を浮き彫りにする。これにより、新たな人間の可能性を日本仏教の宗教的カリスマ、賀川豊彦、ガンディー、マザー・テレサなどに求めている。 学術諸分野において展開されるコモンズ論を、より動的総合的で、文明論に適用可能にする共有性(Commonship)、共有文明を論じ、共有宗教文化の重要性を指摘している。 グローバルとナショナルの狭間でゆれる世界遺産・国宝・重要文化財の枠組を柔軟化、活性化する視座として東アジア共有文化遺産を提起している。 ==略歴== *徳島県生れ。鳴門市、大阪府堺市出身。 *1995年 京都大学法学部卒(憲法学) *1997年 同大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻日本文化環境論講座修士課程修了 *2001年〜2002年 マギル大学宗教学部客員研究員 *2002年 京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻博士課程指導認定退学 *2002年〜2004年 国際日本文化研究センター講師(文明研究プロジェクト・日本文明研究担当) *2003年 京都大学博士(人間・環境学) 論文の名前は「諸宗教・無宗教の共存 : インターレリジアス・エクスピアリアンスの仮説」〔博士論文書誌データベース〕。 *2004年 帝京大学短期大学専任講師 *2007年 帝京大学文学部日本文化学科専任講師 *2008年 同准教授 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「濱田陽」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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