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焼津藤枝間軌道 : ミニ英和和英辞書
焼津藤枝間軌道[みち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふじ]
 【名詞】 1. wisteria 
: [けん, ま]
 【名詞】 1. space 2. room 3. time 4. pause 
軌道 : [きどう]
 【名詞】 1. (1) orbit 2. (2) railroad track 

焼津藤枝間軌道 ( リダイレクト:藤枝焼津間軌道会社 ) : ウィキペディア日本語版
藤枝焼津間軌道会社[ふじえだやいづかんきどうかいしゃ]

藤枝焼津間軌道会社(ふじえだやいづかんきどうかいしゃ)は、かつて静岡県志太郡藤枝町(現・藤枝市の一部)大手と同郡焼津村(現・焼津市の一部)西町の間を結ぶ人車軌道を経営していた企業である。なお、開業当初は藤枝焼津間軌道の名称であったが、後に焼津藤枝間軌道(やいづふじえだかんきどう)に改められた。動力は基本的に人力であったが、唯一の急勾配区間である、瀬戸川の堤防を登る区間においては馬が車両を牽いた〔森 (1997) 51頁〕。
== 歴史 ==
当該企業は1899年(明治32年)施行の現行商法より前に設立されており、株式合名合資有限などの法的な区分が存在しなかったため、社名にもそれらの称号は冠されていない。個人会社であった可能性もあるが、いずれにせよ零細資本であった可能性が高い。発起人は小川(こがわ)村(当時。現・焼津市の一部)の片岡総八郎〔『静岡大務新聞』明治24年7月25日付には「小川(ルビ: おがわ)総八郎」とあり(森 (1997) 50頁)委細不明であったが焼津市史編纂において『志田地区人物誌』『小川町誌』に片岡総八郎なる者が「トロツコ道」「人車木道」を敷設し便を図ったとあり他の記述も内務省史料等と一致することが発見された。私財を投じた、ともある。〕。
また、官庁の各種年次統計資料が整備されるより以前に設立から路線譲渡までを実施しているため、現在まで残された公的資料はごくわずかである。
しかし、内務省に対し「静岡県志太郡藤枝町大手(かつての藤枝宿中心部)より益津郡(後・志太郡)焼津に至る人車木道〔この「木道」という言葉について、森 (1997) 55頁においては、の木のような堅い木製のレールが使われていたのだろうと推測している。また、strap-iron rail (あるいは単に strap rail) という、木に鉄を付けたレールが鉄道の初期には使われている。〕」の敷設を出願し、1891年(明治24年)5月に許可を得たことが同省の「功程報告」に記載があったのを確認されており、また、同年7月21日に工事が完成したという記録もある〔『静岡大務新聞』明治24年7月25日付〕。これらのタイミングと現存する開業期の時刻表に手書きで書き込まれたダイヤ改正日時表記から、おそらくは同年7月25日に全線開業したと推定されている〔美濃 (1996)〕。
元来官設鉄道東海道線(現・東海道本線)に並行するルートであり、旅客も貨物も多少不便であっても町外れの官鉄藤枝駅を用いた方が乗り換え/積み替えの手間が省けてより簡便であったため、乗客・貨物共に需要が少なく経営が立ち行かなくなったらしく、1897年(明治30年)に人車軌道の経営を川守亀吉に譲渡し、名称も藤枝焼津間軌道から焼津藤枝間軌道に変更されている〔高山 (2004) 1頁〕。
その後の経営会社の消息は不明であり、会社登記等には一切記録が残されていない。
なお、譲渡後の人車軌道は1900年(明治33年)に廃止となったことが内務省の統計資料から確認されている〔高山 (2004) 1頁によれば、『静岡民友新聞』明治31年1月16日付に「焼津藤枝間軌道運転広告」と題する広告が「焼津藤枝間軌道担理者川守亀吉」の名前で出されており、それまで休業中であった同軌道の運転を1月17日から開始する旨告知されていることから、川守亀吉への譲渡後、廃止されるまでの間に営業を一時休止していた時期もあったことが確認できる。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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