翻訳と辞書
Words near each other
・ 煙台国際空港
・ 煙台市
・ 煙台条約
・ 煙台潮水国際空港
・ 煙台空港
・ 煙台莱山国際空港
・ 煙台莱山空港
・ 煙台萊山国際空港
・ 煙台蓬莱国際空港
・ 煙塵
煙害
・ 煙山ダム
・ 煙山光紀
・ 煙山専太郎
・ 煙山村
・ 煙幕
・ 煙弾
・ 煙感知器
・ 煙探知機
・ 煙樹ヶ浜


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

煙害 : ミニ英和和英辞書
煙害[えんがい]
(n) smoke pollution
===========================
: [けむり]
 【名詞】 1. smoke 2. fumes 
煙害 : [えんがい]
 (n) smoke pollution
: [がい]
  1. (n,vs) injury 2. harm 3. evil influence 4. damage 
煙害 : ウィキペディア日本語版
煙害[えんがい]
煙害(えんがい)とは、による住民・動植物に対する被害のこと。狭義では大気汚染に関連し、煙突煙からの被害をさす。広義では煙の発生源は問われず、自動車・機関車(特に蒸気機関車)・ディーゼルエンジン・たき火・タバコ・野焼きなどからの煙による被害も含まれる。
== 概要 ==
煙害は、様々な行為によって発生した煙によって生じる不都合・被害(社会問題健康問題環境問題など)のことである。公害の一種であり、四日市ぜんそく(工場の煤煙が原因とされる)や光化学スモッグ(車の排気ガスが原因とされる)などは煙害とされる。大規模な焼畑農業野焼きや稲藁焼き等、農業によって発生することもある。
昭和後期の高度経済成長期の公害を踏まえた大気汚染公害対策による大気汚染防止法悪臭防止法
http://www.env.go.jp/air/osen/law/ 環境省 大気汚染防止法の概要 2012年〕によって、日本の工場の煙突の排出は、白い煙があっても殆ど水蒸気であり、有害物は規制されて十分に希釈される。不法産業廃棄物処理業者の焼却処理が地域で問題となったり、住宅地での家庭ごみ焼却も問題となる。道路や建設機のディーゼルの黒煙・白煙のSPMが問題となった〔
http://www.tokyokankyo.jp/kankyoken_contents/research-meeting/h21-12/2102-taiki%20pp.pdf 東京都環境科学研究所公開研究発表会 2009年〕。
粒子状物質、化学物質、化合物、気相成分、光化学反応物に分けられ、人への生理的影響は、臭いと感じる濃度で避けられないことが多い。臭いは感じず自覚症状のない状態で、幹線道路沿線など快晴・低湿度時に1km程先のビルや塔が僅かに霞む状態でPM2.5において50μg/m以上と推察される。
PM2.5による死亡リスクの上昇があることが明らかとなっている〔http://www.nies.go.jp/kanko/tokubetu/sr91/sr91.pdf 国立環境研究所特別研究報告 都市大気環境中における微小粒子・二次生成物質の影響評価と予測 C2006-2008年〕。PM2.5濃度が10μg/m3上昇すると事故を除く全死亡や呼吸器系、循環器系の死亡リスクが0.数%~数%程度増加すると推計されている〔http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/air/attachement/22sympo_1.pdf 国立環境研究所PM2.5の健康影響と環境基準 2010年〕。
2010年中国の工業化の躍進と追いつかない環境施策のため発生した煙害のPM2.5について、2010年の中国の死亡者数の約15%が、PM2.5が原因で亡くなったとする研究報告が発表された〔http://news.livedoor.com/article/detail/7554788/ 中国の2010年の死因、約15%がPM2.5―研究報告 Record China2013年04月01日19時51分 〕。
2008年春の黄砂によって日本に飛来して多くのTV・新聞報道がなされて、日本政府と多くの自治体が対策に追われた。PM2.5対応空気清浄機の利用やPM2.5 80μg/m3で外出を控えるように報道された。
大気汚染防止法以外に環境基準の「大気汚染に係る環境基準」〔http://www.env.go.jp/kijun/taiki.html 環境省 環境基準 大気汚染に係る環境基準〕 で以下の基準がある。
* 浮遊粒子状物質  PM10(粒径10μm):(SPM) 1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。(48. 5.8告示)
* 微小粒子状物質  PM2.5(粒径2.5μm): 1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。(H21.9.9告示)
たばこの煙 ETSについては、2005年の米国カリフォルニア州環境保護庁による大気汚染度調査があるが、近年は職場や家庭などでの受動喫煙問題に関連して言及されることが多い。身近での目に見える煙の発生であり臭いの好き嫌いなどの感情論に置き換えられがちであるが、喫煙者本人・受動喫煙者にかかわらず、PM2.5、気相成分、有害・発ガン性化学物質の観点で生理的急性被害と化学物質過敏症と、慢性健康被害をもたらすことが問題となっている〔http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/tobacco/index.html 厚生労働省 たばこと健康に関する情報ページ〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「煙害」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.