|
(n) smokescreen =========================== ・ 煙 : [けむり] 【名詞】 1. smoke 2. fumes ・ 煙幕 : [えんまく] (n) smokescreen ・ 幕 : [とばり, まく] 【名詞】 1. curtain 2. bunting 3. act (in play)
煙幕(えんまく、)は、軍事部隊などの活動や位置を隠蔽するために発生させる煙である。 もっとも一般的な形態として、小さな缶状の手榴弾がある。この手榴弾から放出される白色もしくは有色の、非常に濃い煙は微かな風でも拡散し、周辺領域を満たすように設計されている。 煙幕は古くから、敵の照準に対して自らの活動を隠すことを主目的として用いられてきた。 しかし、現代の戦闘では、より新たな目的に利用される。例えば、可視光線と同様に赤外線をさえぎることで赤外線に反応するセンサーや赤外線を利用した暗視装置によって発見されることを防ぎ、また、測距用や照準用のレーザー光をさえぎることで車両や兵士に対する攻撃を妨ぐことができる。 == 発煙手榴弾 == 発煙手榴弾は、個人が煙幕を展開するために使用する小型の発煙弾である。主に歩兵部隊の自衛に使われる。狼煙として使うために色をつけたものもあり、合図や場所の指示などに使われる。 手榴弾本体は、上部と底部に煙を放出するための数個の穴をもった鉄製のシリンダーと発火装置から構成され、シリンダー内部には煙を発生させるための混合物が約250-350グラム詰められている。 この赤、緑、紫、黄色などの色のついた煙を発生させるための混合物は、塩素酸カリウム、重炭酸ナトリウム、ラクトース、染料などからできている。また、煙そのものを作り出す物質としては、HC発煙混合物(六塩化エタン/亜鉛)またはTA発煙混合物(テレフタル酸)が用いられることが多い。 他の種類の発煙手榴弾として、爆発性のものがある。 これらは白リン(WP)で満たされており、爆発によって周囲に散布される。空気中でリンは、自然発火して明るい黄色の炎をあげながら激しく燃焼し、同時に大量の白煙(リン五酸化物)を発生させる。このWP手榴弾は、焼夷手榴弾の代わりとして用いられることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「煙幕」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|