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煮色仕上げ(にいろしあげ)とは、銅合金の表面の化成処理方法の一つ。銅および様々な銅合金を薬液の中で煮込むことにより、表面に酸化皮膜を形成させ耐候性を付け、独特な発色の表面に仕上げることである。 日本の伝統工芸で象嵌や木目金などの色金を使った金属工芸品の仕上げに使われ、「煮込み」・「煮上げ〔えどがわ伝統工芸 「煮上げ 色着け・完成」 閲覧2012-10-7〕」・「煮色着色〔宗桂会 「加賀象嵌技法入門-表面処理と煮色着色の話」 閲覧2012-10-7、作業工程の写真入り解説有り。〕」などとも呼ばれる。 英語では'' Patination''、''Chemically-induced copper patinas''、''Chemical patination''〔goldreverre ''Chemical Patination'' 閲覧2012-10-7〕等と言われる。 == 概要 == 地金のままで使用すると、環境中の様々な影響から金属の表面は予知できない酸化(腐食)状態になってしまう、中には進行が停止しない腐食や見た目の良くない腐食もあり、完成品としての機能・外観を損なう場合もある。これを防ぐことや工芸品としての美的価値を高めることを目的として煮色仕上げを行い、望まれる酸化状態を作り上げ、発色させる。 煮色仕上げに使う薬液は「煮色液」と呼ばれ、水1升(1.8リットル)に胆礬(硫酸銅)と緑青(炭酸銅、酢酸銅など)をそれぞれ1.5匁(もんめ。5.63グラム)加えて煮溶かしたものである〔アートデータベース 「煮色仕上げ」 閲覧2012-10-7〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「煮色仕上げ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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