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玉鬘系(たまかずらけい)、紫上系(むらさきのうえけい)とは、各々源氏物語における一群の巻、またそのような分類である。 == 概要 == 源氏物語の第一部(桐壺から藤裏葉までの33帖)において、玉鬘系とは16帖の巻の総称である。残りの17帖を紫上系と呼ぶ。1950年(昭和25年)に武田宗俊によって唱えられ、その後広く使用されるようになった概念である。 以下の巻が玉鬘系に含まれるとされる。数字は現在使われている通常の巻序の番号を示している。 *前半=帚木六帖 *帚木三帖(2帚木、3空蝉、4夕顔) *6末摘花 *15蓬生 *16関屋 *後半=玉鬘十帖(22玉鬘、23初音、24胡蝶、25蛍、26常夏、27篝火、28野分、29行幸、30藤袴、31真木柱) 玉鬘系の巻は、紫上系の巻と比べて一般的に以下のような特徴があるとされている。 *光源氏との関係が限られたものであり源氏物語全体のストーリーと絡まないという短編的・別伝的性格を持つこと。 *描かれている光源氏の恋愛の対象となる主要な女性が紫上系で描かれている「上の品の女」より身分の低い「中の品の女」であること。 *完全には一致しないものの、その大部分が古くからいわれているところの並びの巻に含まれていること。 紫上系の巻は以下である。 * 1 桐壺 * 5 若紫 * 7 紅葉賀 * 8 花宴 * 9 葵 * 10 賢木 * 11 花散里 * 12 須磨 * 13 明石 * 14 澪標 * 17 絵合 * 18 松風 * 19 薄雲 * 20 朝顔 * 21 少女 * 32 梅枝 * 33 藤裏葉 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「玉鬘系・紫上系」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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