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王辰爾(おうじんに、王智仁)は第16代百済王辰斯王の子辰孫王を発祥とする渡来系氏族船氏の祖で、学問に秀で、儒教の普及にも貢献したとされる人物。 == 解説 == 日本書紀によれば553年(欽明天皇14年)蘇我稲目が勅命を受け、王辰爾を遣わして船の賦を記録させた。この時の功績によって、王辰爾は船史(ふねのふびと)の姓を賜った。後の船連(ふねのむらじ)である。〔『日本書紀』欽明天皇14年7月〕 また、王辰爾は572年(敏達天皇元年)に、誰も読むことのできなかった高句麗の上表文を解読したことにより敏達天皇と蘇我馬子から賞賛された。上表文はカラスの羽に書かれており、そのままでは読めないようにされていたが、湯気で湿らせて布に写し取るという方法で解読を可能にしたのである。〔『日本書紀』敏達天皇元年5月〕 懐風藻の序文には、「王仁は軽島に於いて(応神天皇の御代に)啓蒙を始め、辰爾は訳田に於いて(敏達天皇の御代に)教えを広め終え、遂に俗を漸次『洙泗の風』(儒教の学風)へ、人を『斉魯の学』(儒教の学問)へ向かわしめた」〔“王仁始導蒙於軽島辰爾終敷教於譯田遂使俗漸洙泗之風人趨齊魯之学”(懐風藻の序文より)〕と表現されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「王辰爾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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