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石川石(いしかわせき・Ishikawaite)とは、酸化鉱物に分類される鉱物の1種。U4+Fe2+Nb2O8 という化学組成を持ち、非晶質の鉱物である〔〔〔。1922年に福島県で発見された鉱物であり、日本で発見され、独立種として承認された鉱物としては最古の鉱物である〔。 == 概要 == 石川石は、柴田雄次・木村健二郎らによって1922年に福島県石川郡にあるペグマタイトで発見・報告された新鉱物である〔石川町資源調査調書 ''福島県石川町公式ホームページ'' 〕。名称は発見された石川郡に因む〔。石川石の発見以前にも、1879年に発見されたライン鉱 (Reinite) 〔Reinite ''mindat.org'' 〕のような、一旦日本で発見され新種と報告された後、何らかの既存の鉱物の変種と判明したため、独立種としての地位が現在ではない鉱物種はいくつか存在するが、石川石は独立種として現在承認されている鉱物種としては最も古い時代に発見された日本の新鉱物である。ちなみに、承認が最も早かった日本の新鉱物は、1933年に北海道余市町轟鉱山で発見された轟石である。 ただし、石川石の U4+Fe2+Nb2O8 という化学組成は、サマルスキー石 (Samarskite-(Y)) の (Y,Fe2+,Fe3+,U,Th,Ca)2(Nb,Ta)2O8 〔Samarskite-(Y) ''mindat.org'' 〕と非常に類似しており、発見時からサマルスキー石の変種か真の独立種かで論争があった〔〔。実際、発見時に木村は YNbO4 という理想式を当てていたが〔、時代の下った1989年に Cerny と Ercit は、石川石はウランに富むサマルスキー石であると述べていた〔。しかしそれから10年後の1999年に、Hanson らによって、石川石が (U,Fe,Y,Ca)(Nb,Ta)O4 という理想式を持つサマルスキー石グループ (Samarskite group) の新種の鉱物であると述べ〔、現在では理想式を少し変更して現在に至っている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石川石」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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