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石船(いしぶね)とは、かつて瀬戸内海において活躍した木造の砕石運搬船である。 == 概要 == 石船とは、主に瀬戸内海での埋立に用いられる砕石を運搬していた木造船である。 比較的小型の船舶が主であり、主に戦後、高度経済成長期に埋立事業が盛んになった際、大型の砕石運搬船が入れない浅瀬における埋立てで活躍した。 特に広島県の倉橋島には石船を一家で一隻保有し、砕石運搬業を生業とする「一杯船主」と呼ばれる人々が存在したが、埋立進捗による浅瀬での埋立工事の減少、モータリーゼーションの進展による海上輸送から陸上輸送へのシフト、石船の動力源である石油燃料の高騰、高齢化の進展等様々な要因によって徐々にその活躍の場を失われた。現在では砕石運搬の用途では用いられておらず、一部で海底のボーリング作業に転用されているのみである。 石船を生業とする家族を描いた映画として、山田洋次監督の「故郷」がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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