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犀川事件(さいがわじけん)は、昭和初期に岐阜県安八郡で発生した、河川をめぐる住民と警察との衝突である。犀川騒擾事件ともいう。犀川事件としては1929年(昭和4年)の第1次犀川事件と1938年(昭和13年)の第2次犀川事件がある。通常、犀川事件は第1次犀川事件を示す。 == 原因 == きっかけとなったのは、1922年(大正11年)に計画された治水計画である。この計画は、岐阜県本巣郡の4つの河川(犀川、五六川、中川、長護寺川)の水を、安八郡墨俣町(現大垣市墨俣)の輪中堤を切断して開削した川に流すというものである。この計画が行なわれると本巣郡の治水は良くなるが、安八郡の治水は悪化する恐れがあった。 当時は大正デモクラシーの真っ最中であり、住民たちにも政治運動が高まっていたこともある。又、本巣郡は立憲政友会の地盤、安八郡は立憲民政党の地盤ということもあり、当時政権党であった立憲政友会側の本巣郡に有利な状況であった。 治水計画は国の事業として決まり、本巣郡及び県と安八郡は、徐々に対立してきた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「犀川事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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