|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 第 : [だい] (n,pref) ordinal ・ 回 : [かい] 【名詞】 1. counter for occurrences ・ 都 : [みやこ] 【名詞】 1. capital 2. metropolis ・ 都市 : [とし] 【名詞】 1. town 2. city 3. municipal 4. urban ・ 都市対抗野球 : [としたいこうやきゅう] (n) National Intercity Nonpro Baseball Championship Series ・ 市 : [し] 1. (n-suf) city ・ 対 : [つい] 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set ・ 抗 : [こう] (pref) anti- ・ 野 : [の] 【名詞】 1. field ・ 野球 : [やきゅう] 【名詞】 1. baseball ・ 球 : [たま, きゅう] 【名詞】 1. globe 2. sphere 3. ball ・ 大会 : [たいかい] 【名詞】 1. convention 2. tournament 3. mass meeting 4. rally ・ 会 : [かい] 1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club
第82回都市対抗野球大会(だい82かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、2011年10月22日から11月1日まで京セラドーム大阪で開催された都市対抗野球大会である〔但し、京セラドームはオリックスが本拠地としていることから、同チームがクライマックスシリーズに進出し、2位でファーストステージホームゲーム(主管権)を獲得した場合には日程調整が必要となる場合があるため、1回戦を10月22日-10月27日に、以後は11月2日-11月6日に開催する予備の日程も予定されていたが、オリックスがクライマックス進出を逃したため変更されなかった。〕。 == 概要 == * 当初大会は例年同様に8月26日から12日間の日程、東京ドームで開催される予定であった。しかし3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)及び東京電力・福島第一原子力発電所での放射性物質漏洩事故が発生し、電力需要の逼迫が予想される中、電力を大量に消費するとされる東京ドームにおける夏場の大会開催のめどが立たないことから、早々と「秋開催、関東・東北以外での開催」が発表された。その後調整の末、5月19日の日本野球連盟臨時理事会において、10月22日から11日間、京セラドーム大阪での開催が決定した。都市対抗野球大会が東京・関東地方以外で開催されるのは史上初。また、秋に大会を開催するのは第51回大会(1980年)以来2回目〔このときはIBAF世界アマチュア野球選手権日本大会が8月にあったためで、日本選手権を5月に繰り上げて開催し事実上入れ替えた。〕。例年の大会と異なる点について、詳細は以下のとおり。 *本大会を秋に開催することから、本来秋に開催していた社会人野球日本選手権大会は中止〔今大会は日本選手権の正式な大会回数にはカウントされず、第38回は改めて2012年に開催〕となり、本大会の優勝チームは日本選手権優勝チームとして認定されることとなった〔このため、本大会優勝チームに対して、表彰状に「本年度の社会人野球日本一に認定いたします」という文言があった。〕。都市対抗と日本選手権を兼ねるのは日本選手権が単独の大会となる前の1972年以来である。また、前年、2010年の第37回で行った日本選手権の1回戦の分割開催(京セラドーム以外の全国4-5箇所で行う)も今年度は実施しないことになった。〔2012年の大会以後は2009年以前と同じように1箇所だけでの開催に戻されるため、分割開催は事実上2010年のみで廃止となった。〕 *例年は7月上旬で予選が終了していたが、予選から本戦までの期間を短くしたいとの地区連盟の意向や、夏の甲子園予選との兼ね合いから、最も遅い地区では8月下旬まで予選を行っていた。 *例年12日間で開催されていたが、今大会は日程が1日短縮された。このため2009年(第80回記念大会)以来、準々決勝日は1日4試合の開催となった。 *テレビ放送においては、GAORAが行う実況中継は通常の東京ケーブルネットワーク主導ではなく、GAORAと親会社の毎日放送が主導となって製作を行っているが、実況アナウンサーについては、TCNとその関連企業のTCPが製作協力団体として参加しているため、ほとんどがTCN製作のものと同じ出演者を起用している。 * 14年ぶりに前年優勝チームの推薦出場制度が復活した。予選では、東北のクラブチームが一部震災の影響から出場を辞退したが、企業チームは予選に参加した。強豪チームはおおよそ順調に勝ち上がったが、第37回社会人野球日本選手権大会を制したトヨタ自動車は早々に姿を消した。また、JR北海道は本社不祥事により予選途中で出場を辞退し、北海道からは10年ぶりに室蘭市・室蘭シャークスが本戦出場を決めた。 * 今大会から、JR各社のうちJR東日本・JR東日本東北の2チーム間を除いて同一企業とはみなさず、1回戦からの対戦が解禁された。さっそく1回戦でJR東海とJR九州が対戦したほか、今大会に出場した4チームすべてが少なくとも1回、他のJRチームと対戦することとなった。 * 本戦では、全31試合のホームランがわずか7本に終わるという極端な投高打低の大会となった。これを象徴するように、1回戦でJR東日本東北・森内壽春投手が54年ぶりの完全試合を達成したほか、大会の打撃賞に該当者が現れなかった。大会は投手力や守備力に優れているチームが勝ち上がり、決勝は史上初の東京都同士の対決となった。これを延長サヨナラゲームで制したJR東日本が初優勝を遂げた。橋戸賞は決勝で同点ホームランとサヨナラタイムリーヒットを放った松本晃外野手が獲得した。初の大阪開催で躍進が期待された近畿勢は、8強に2チームが残るのが最高成績で、近年続く低迷を打破するに至らなかった。 * 決勝戦の先発はNTT東日本が小石博孝、JR東日本が十亀剣であったが、先に行われたプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから小石は2位、十亀は1位で指名されていた。同一球団から指名されたドラフトの1位と2位が全国大会の決勝で投げ合うという非常に珍しい出来事であった〔都市対抗野球:西武ドラフト1位と2位が対決 JR東・十亀とNTT東・小石 毎日新聞 2011年11月1日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第82回都市対抗野球大会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|