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オホーツク水族館(オホーツクすいぞくかん)は、2002年まで北海道網走市にあった水族館である。 クリオネ(ハダカカメガイ)の世界初飼育で知られる〔クリオネ水族館:経営難のため今月31日で閉館 北海道網走市 2002/08/03配信 Mainichi INTERACTIVE 毎日新聞社 記・滝沢修〕。 == 施設 == 水族館は網走国定公園の景勝地「二ッ岩海岸」に位置し、オホーツク海に面する〔オホーツク水族館-Home Page 2013-4-8閲覧〕。施設は、水族館、海洋哺乳館、観覧場、店舗などがあった〔。 展示生物は北方系水族(寒流系水族)が中心ということで、サケやタラバガニ、オオカミウオやフウセンウオなどの、オホーツク海に生息する水産生物、及び、流氷と関わりのある生物とを中心に、約150種、約1万点を展示する〔。水族館にはシームレス回遊水槽を中心に25個の水槽を配置し〔、また、海洋に関する標本室、及び資料も備える〔。 アザラシのプールなど海獣の展示スペースも存在し、ラッコ、トド、オットセイ、アザラシ類を飼育し、2000年からフンボルトペンギンを飼育した。また、しばしば野生のアザラシやトドなどの海獣を保護飼育し、海に帰している〔〔網走市歴史年表 平成13年(2001) 網走歴史の会web(okhotsk net オホーツク文化を発信し合う会web内) 2013-4-8閲覧〕。園の入り口近くで、ゴマアザラシに餌付けが行える〔観光情報 網走流氷の丘ユースホステルホームページ 2013-4-10閲覧〕。1981年にオットセイ館が〔、1986年にラッコ館が〔、それぞれ開館している。また、オジロワシやオオワシも展示飼育していた〔水族館の仲間たち オホーツク水族館-Home Page(流氷なび) 2013-4-27閲覧 (archivedate=2001-1-26)〕。ラッコやペンギンなど各種の動物飼育施設を新設、改修するために、網走市や北海道庁、日本自転車振興会、日本宝くじ協会から補助を受けている〔。 水族館には遊園地も併設された。開園当初の名称は「網走後楽園」と記録されている〔。この“館外遊戯施設”には、子供向けのメリーゴーランドや電車、ムーンロケットなどの遊戯施設があった〔。閉鎖後に、網走市議会議員は、“網走市内唯一の遊園地”だったと紹介している〔。 付近は小説の舞台にもなっている。作家・三浦綾子の『続 氷点』(1971年・昭和46年発行)において、主人公・陽子が立った流氷原は、網走の文筆業・菊地慶一によると、「右手に帽子岩が見え、宿のすぐ前が流氷の海というから、そこはオホーツク水族館の前であろう」と考えている。高橋揆一郎の『晩籟』(1982年、昭和57年発行)では水族館前の二ツ岩海岸やホテル「オホーツク荘」が舞台となっている〔。また、二ツ岩海岸は、1990年(平成2年)から網走市民有志が鯉幟(こいのぼり)を行う場所でもある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オホーツク水族館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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