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腔発(こうはつ)とは、砲弾(榴弾もしくは榴散弾)が砲身内で暴発する事故のことである。 大日本帝国海軍と海上自衛隊では膅発(とうはつ)、あるいは膅中爆発(とうちゅうばくはつ)や膅内爆発(とうないばくはつ)と呼ばれる。「とうないばくはつ」を筒内爆発とする表記は、文字を当用漢字で代用したものである。 == 概略 == 軍関係者に最も恐れられている事故の1つである。腔発が起きると、拳銃程度であっても使用者は手に重大な損傷を負い、機関銃のような大型のものではその程度が軽くても砲身は膨張して使用不能となり、激しい時には砲身が破裂し、砲員が死傷することもある。軍用機の機関砲で発生しその程度が大きかった場合は、機体に深刻なダメージを与えてそのまま墜落することもありえる。艦砲においては、砲盾より内側や砲室内部で発生した場合、砲塔が破損するが、砲口に近い場合には付近の兵員を殺傷はするが砲身を交換すればその後の射撃にほとんど支障はない〔『歴史群像太平洋戦史シリーズ21 金剛型戦艦』pp.125-126「腔発事故」。〕。その原因はさまざまで、古くから原因究明が行われており、現在では滅多に起きることはないが第二次世界大戦以前の時代では頻発していた。原因には弾丸、信管、砲などの製造不良によるものや過剰な使用や汚損によるものなど多様な原因による。 日露戦争前、対露作戦準備の一環として、海軍大臣だった山本権兵衛は腔発事故が多数発生することを見越しイギリスからの石炭輸入に際して貨物船の船底に12inch砲の砲身を多数隠し極秘に輸入していた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「腔発」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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