翻訳と辞書 Words near each other ・ 自力 ・ 自力救済 ・ 自力更正 ・ 自力更生 ・ 自力本願 ・ 自助 ・ 自助グループ ・ 自助具 ・ 自助努力 ・ 自助論 ・ 自励振動 ・ 自励系 ・ 自動 ・ 自動(性)、自発運動 ・ 自動2輪車 ・ 自動くりこし ・ 自動せき ・ 自動つい ・ 自動てき弾発射器 ・ 自動てき弾銃 Dictionary Lists mini英和辞書 mini和英辞書 Webster 1913 Latin-English FOLDOC Wikipedia English ウィキペディア

翻訳と辞書　辞書検索 [ 開発暫定版 ] スポンサード リンク 自励振動 ： ミニ英和和英辞書 自励振動[じれいしんどう] self-excited oscillation =========================== ・ 励振 ： [れいしん] 　(n) excitation (drive) ・ 振動 ： [しんどう] 　 1. (n,vs) oscillation　2. vibration　 ・ 動 ： [どう] 　【名詞】 1. motion　2. change　3. confusion　 自励振動 ： ウィキペディア日本語版 自励振動[じれいしんどう] 自励振動（じれいしんどう、self-excited vibration、self-induced vibration）とは、ある系に非振動的な入力のみが加わる場合でも、その系自体の特性により系内部で非振動入力が振動に変換されて引き起こされる振動現象のことである〔。 実際に起きた事故として有名なものに、タコマナローズ橋の崩落事故がある。 == 発生原理 == 自励振動を発生させる基本原理は以下の3つである〔。 *非振動的エネルギーが与えられる場にあること *非振動エネルギーを励振力に変える機構・特性を系が有していること *初期外乱が与えられること 自励振動の特徴として、一旦発生するとその特性から振動が継続するが、発生しない平衡状態にあるときは全く振動しないという特徴がある〔。自励振動を防ぐ場合の対策は、具体的には個々の対象物の制約条件により決まるが、上記の発生条件を無くす・変えること、あるいは適切な減衰を加えることなどである。 自励振動系の典型例は減衰力の符号が負となった形で与えられるもので〔、減衰力が速度と同じ向きに作用することで、通常の減衰力とは異なり、時間の経過と共に振動系にエネルギを流入させていくこととなる〔。このような減衰力を負性抵抗〔、負の減衰力〔などと呼ぶ。1自由度のばね-質量-ダンパー系で負性抵抗を持つ場合を考えると以下の運動方程式で与えられる。 :$m\; \backslash ddot\; x\; -\; c\; \backslash dot\; x\; +\; k\; x\; =\; 0$ であれば、一般解は以下のようになる〔。 :$x\; =\; e^\backslash left$D_1 \cos (\omega_0 \sqrt t)+ D_2 \sin (\omega_0 \sqrt t)\right ここで、$\backslash omega\_0\; =\; \backslash sqrt$、$\backslash zeta\; =\; \backslash frac$、''D''1、''D''2：任意定数、''m''：質量、''c''：減衰係数、''k''：ばね定数である。すなわち、このような系では振動の振幅は指数関数的に成長することになる。 実際の系では振幅が無限にまで成長することはないので、成長の途中で機械や装置などの振動系自体が壊れる結果となるか、振幅がある程度大きくなると減衰力の符号が逆転してある程度以上に成長しないようになる結果となる〔。後者のような自励振動系の代表例として、以下のような運動方程式で表されるファン・デル・ポール振動子がある。 :$\backslash ddot\; x\; -\; \backslash mu(1-x^2)\backslash dot\; x\; +\; x\; =\; 0$ ここで、''μ''は定数である。ファン・デル・ポール振動子は安定なリミットサイクルを持つ〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「自励振動」の詳細全文を読む スポンサード リンク 翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.