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河原淵神社(かわらぶちじんじゃ)は、伊勢神宮豊受大神宮(外宮)の摂社。本記事では河原淵神社と同じ社地にある旧村社の船江上社(ふなえかみのやしろ)についても記述する。 == 概要 == 三重県伊勢市船江一丁目10-140に鎮座する〔伊勢文化舎(2008):44ページ〕。宮域自体は船江上社のものであり、明治維新以降の伊勢神宮内での考証の結果、船江上社の社地に鎮座することとなった〔宇治山田市役所 編(1929):下巻910ページ〕。船江上社の宮域面積は約765坪(約2,528.9m2)で、外苑も有していた〔宇治山田市役所 編(1929):下巻915ページ〕。うち、河原淵神社の社地は7畝(約694.2m2)である〔宇治山田市役所 編(1929):上巻12ページ〕。 外宮の摂社16社のうち第12位である〔宇治山田市役所 編(1929):上巻9, 11 - 12ページ〕。伊勢神宮の摂社には、通常賽銭箱が置かれていない〔が、写真のように河原淵神社には賽銭箱が置かれている。本殿は1重の玉垣に囲まれ、鳥居が1基設置されている〔式内社研究会 編(1990):376ページ〕。 祭神は澤姫命(さわひめのみこと)〔。水の守護神とされる〔〔学研パブリッシング(2013):63ページ〕。『神宮典略』では「鳴澤女」の誤りではないかとしつつ、仮に鳴澤女が祭神であった場合、その理由が不明であり、訝しいとしている〔。 河原淵神社と同じく外宮摂社である河原神社および河原神社と同座する毛理神社は「三ッ社」と称され、河原神社は河原淵神社の北に鎮座すると古書に記されている〔宇治山田市役所 編(1929):下巻911ページ〕。河原神社は船江の檜尻川沿いにあった檜尻社を社地としていたという説があるが、江戸時代の河原淵神社再興時に檜尻社を河原淵神社社地に比定したため、更にその北にある伊勢市御薗町新開に再建されることとなった〔。檜尻社の祭神は不詳であったが、河原神社の旧社地に鎮座していたことを受けて、河原神社の祭神である川神を祭神とすることになった〔宇治山田市役所 編(1929):下巻914ページ〕。なお、御薗町新開の地には志賀井社があったとされ、毛理神社の旧社地に比定される〔宇治山田市役所 編(1929):下巻912ページ〕。檜尻社・志賀井社はともに船江上社へ移されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「河原淵神社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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