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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 蒙 : [もう] (n) ignorance
蒙求(もうぎゅう)は、伝統的な中国の初学者向け教科書である。日本でも平安時代以来長期にわたって使用された。日本で広く知られている「蛍雪の功」や「漱石枕流」などの故事はいずれも「蒙求」に見える。 ==概要== 『蒙求』の著者である李瀚については、ほとんど何もわかっていない〔余嘉錫『四庫提要弁証』では、作者を『新唐書』文芸伝に見える李華の子の李翰とするが、根拠が薄弱であり、また古い文献が名を「李瀚」とするのに合わない〕。上表文に「天宝五年」(746年)と記されていることから、8世紀前半の成立と考えられている(ただし、この日付を疑う説もある)。 題名は『易経』の「蒙」卦辞「匪我求童蒙、童蒙求我」による。 本文は四字一句の韻文で、596句2384字からなる。偶数句の句末で押韻し、結語にあたる最後の4句以外は8句ごとに韻を変えている。内容は古人の逸話をきわめて短い言葉で羅列したもので、実際の逸話そのものは注に書かれている。 宋代には蒙求は代表的な教科書であり、蒙求に範を取った『十七史蒙求』〔十七史蒙求(ウィキソース)〕なども作られた。 明末になると、学習書の主流は三字経などに移り、蒙求は忘れられていった。 現存の写本でもっとも古いのは敦煌の唐五代残巻である。印刷物としては山西省の応県仏宮寺木塔から発見された遼刻本が古い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蒙求」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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