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『虚ろな十字架』(うつろなじゅうじか)は、東野圭吾の書き下ろし長編サスペンス小説。2014年5月23日に光文社より単行本が刊行された。光文社から長編書き下ろしを刊行するのは、『回廊亭の殺人(回廊亭殺人事件)』以来の13年ぶりになる。 2014年6月2日付オリコンチャートのBOOK総合部門ランキング1位で、文庫部門首位の『パラドックス13』と合わせて、5年7か月ぶりの2部門制覇となった〔 〕。 == あらすじ == 11年前、娘を強盗に殺害された中原道正は、当時の担当刑事だった佐山の訪問を受け、今度は離婚した元妻の小夜子までも刺殺されてしまったことを知る。小夜子とは、娘殺害の犯人の蛭川が死刑になることだけを望んで、裁判をともに戦った過去があった。犯人の死刑を望まない被害者家族はいないが、中原も小夜子も、「たとえ犯人が死刑になろうとも娘は戻らない」という虚しい事実に直面したのだった。 離婚した後はお互い連絡し合うこともなかったが、小夜子が離婚後も精力的に行動していたことを、事件の後になって知る。それは、娘の死を乗り越えるためという目的は同じだったが、そのために中原が選んだ道とは正反対であった。小夜子を殺害した犯人は自首してきたが、それも情状酌量となりそうで、とても死刑判決は出そうにもない。しかし孫と、今また娘までも殺された小夜子の母の里江は死刑求刑を願い、中原も元夫として関わって行くことになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「虚ろな十字架」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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