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袁宏道[えん こうどう] 袁 宏道(えん こうどう、Yuan Hongdao、1568年 - 1610年)は、明代後期の詩人である。字は中郎。号は石公。一般に「袁中郎」の名で知られる。兄・袁宗道、弟・袁中道もともに詩人として高名であり、世に「三袁」と称される。 ==生涯== 隆慶2年(1568年)、湖北の公安県長安里で袁士瑜の二男として生まれる(このとき、兄の宗道は数え9歳)。2年後に弟の中道が生まれる。万暦10年(1582年)15歳のとき郷校に入学し、勉学に励むとともに詩作のグループを結成してその長となる。18歳の時、弟とともに初めて郷試を受けて落第するが、3年後には及第。万暦20年(1592年)25歳の時、会試にも及第し、官吏の道へ進む。いったん郷里へ戻った後、2年後に呉県(蘇州)の知事として赴任し、業績を上げるが、官途は肌が合わぬ性格だったため、万暦24年(1596年)29歳にして辞職願を提出し、洞庭湖に赴く。翌年、辞職が認められ、江南を訪遊ののち帰郷する。以後は心身ともに病がちとなり、万暦38年(1610年)42歳で没するまで隠遁・再出仕を繰り返すこととなった。 この間つねに詩作は続けており、作品群は『袁中郎集』としてまとめられた。また、中郎は華道にも秀でており、生け花の書『瓶史』を著したのをはじめ、楽しい酒の飲み方を指南した『觴政』、浄土信仰や禅宗について述べた『西方合論』など様々な著作がある。伝記としては弟・中道による『中郎先生行状』などがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「袁宏道」の詳細全文を読む
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