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袁承志[えん しょうし]
袁 承志(えん しょうし、)は、金庸の武俠小説、『碧血剣』に登場する架空の人物。作中では袁崇煥の息子という設定になっており、疑心暗鬼から父を処刑した明の崇禎帝、および漢民族に敵対する清の皇帝ホンタイジに復讐を誓う。なお、史実では袁崇煥の息子・袁文弼は漢民族でありながら清に仕え功績を挙げているが、本作ではそのことには全く触れられてはいない。また、袁承志もホンタイジと会談した際、「自分には兄弟はいない」と発言している。 == 性格 == 性格は生真面目で誠実。非常に礼儀正しく謙虚であり、年長者からの受けが極めて良い。また崇禎帝やホンタイジに復讐を誓ってはいるが、決して私情を優先させるのではなく、優先順位の高い方を判断する能力もある。 欠点は、幼少期より華山にこもり修行に明け暮れていたため、女心には極端にうといこと。明らかに男装の美少女としか見えない夏青青を男だと思っており、あげく「江湖では男も化粧をする」と思い込んでいた。これらを除けばとりたてて性格に難はないものの、恋人の夏青青からは「生真面目すぎて少しつまらない」と言われたこともある。しかし、嫉妬から自分につらくあたる青青に対し、「自分は持病を持っていて、人に怒られると、気脈が乱れて死んでしまう」と華山派の混元功で実際に気脈を乱し、迫真の演技をするという茶目っ気もある。 ことに人望は高く、若くして盟主に推薦され、また多くの人間に敬意を抱かせる、ある種の威厳を持っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「袁承志」の詳細全文を読む
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