翻訳と辞書
Words near each other
・ 被虐性愛
・ 被虐性欲
・ 被虜人
・ 被蛹
・ 被補助人
・ 被覆
・ 被覆 (数学)
・ 被覆、デックング(声の)、外皮、被包
・ 被覆アーク溶接
・ 被覆作物
被覆写像
・ 被覆冠
・ 被覆力
・ 被覆効果
・ 被覆原腸胚形成
・ 被覆因子
・ 被覆小胞
・ 被覆層
・ 被覆形
・ 被覆性肛門狭窄


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

被覆写像 : ミニ英和和英辞書
被覆写像[ひふく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

被覆 : [ひふく]
 (n,vs) insulation
: [しゃ]
 【名詞】 1. photograph 2. copy 3. transcribe 4. duplicate 5. reproduce 6. trace 7. describe 8. picture 
写像 : [しゃぞう]
  1. (n,vs) image 2. map
: [ぞう]
  1. (n,n-suf) statue 2. image 3. figure 4. picture 5. portrait 

被覆写像 ( リダイレクト:被覆空間 ) : ウィキペディア日本語版
被覆空間[ひふくくうかん]

数学、特に代数トポロジーにおいては、被覆写像(covering map)(あるいは、被覆射影(covering projection)は、位相空間 C から位相空間への連続函数 p である。
X の各々の点は、p により(イメージ図に示したように)均一に被覆される近傍をもつ。詳細な定義は以下で与える。この場合に、C を被覆空間(covering space)と呼び、X を被覆写像の底空間(base space)と呼ぶ。この定義は、すべての被覆写像は局所同相であることを意味する。
被覆空間はホモトピー論調和解析リーマン幾何学微分幾何学で重要な役割を果たす。たとえば、リーマン幾何学では、分岐は、被覆写像の考え方の一般化である。また、被覆写像はホモトピー群、特に基本群の研究とも深く関係する。重要な応用は、X が充分によい位相空間であれば、X の連結な被覆の同型類の集合と、X の基本群の部分群との間の全射が存在する。

== 定義 ==
X を位相空間とする。X の被覆空間とは、位相空間 C および連続全射
:p : C \rightarrow X
の組であって、すべての x ∈ X に対し、x の開近傍 U が存在し、p−1(U)(p による U の逆像)が、共通部分を有しない C の開集合の和集合で表され、その各開集合が p により U に同相に写像される。
写像 p は被覆写像〔、空間 X は被覆の底空間と言い、C を被覆の全空間と言う。底空間の任意の点 x の C における逆像は、x 上のファイバーと呼ばれ、必然的に離散空間となる〔。
定義の中の x の特別な開近傍 U は、均一被覆近傍と言う。均一被覆近傍は、空間 X の開被覆となる。均一被覆近傍 U の C における同相的複写は、U 上のシートと言う。一般に C は、X 上に浮いていて p が下向きに写像し、U 上のシートは、U の真上方向に水平に積み重なっていて、x 上のファイバーは、x の真上に垂直にある C の点である。特に、被覆写像は局所的には自明である。このことは局所的には、均一被覆近傍 U の前像 p−1(U) の U × F の上への準同型 h が、各々の被覆写像が射影と同型であることを意味する。ここに F はファイバーであり、局所自明化条件、つまり、U の上への U × F から U の上への射影 π : U × F → U に対して、射影 π と準同型 h との合成は、前像 p−1(U) から U 上への写像 π ∘ h であり、従って、導かれた合成 π ∘ h は p に局所的に(p−1(U) の中では)等しい。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「被覆空間」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Covering space 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.