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『象印スターものまね大合戦』(ぞうじるしスターものまねだいがっせん)は、テレビ朝日系列局ほかで放送されていたテレビ朝日(1977年3月まではNETテレビ)製作の歌謡バラエティ番組である。象印マホービンの一社提供。製作局のテレビ朝日では1967年1月8日から1977年7月17日まで、毎週日曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)に放送。 == 概要 == ものまねタレントが歌を披露するのではなく、当時の人気歌手やその他多彩なジャンルのスターたちが別の歌手の持ち歌をものまねで歌っていた番組である。司会は玉置宏が担当。ホール会場での公開録画で、会場セット後方の中央には「象印スターものまね大合戦」のタイトルロゴ(当時の象印のマークは左が逆向きで右が通常の向きだった)が掲げられていた。 番組前半には、出演歌手による持ち歌披露のコーナーがあった。番組の最後に審査が行われ、「象印賞(トップ賞)」の他、「努力賞」「アイデア賞」「熱演賞」「ユーモア賞」など出演者全員に賞が贈られた(出演者席上部のモニターに「○○賞」と点灯する)。スポンサーの象印からポット〔象印のポット製品は、出演者席の上にも宣伝を兼ねて置かれていた。〕や電子ジャーなど自社製品が贈られたが、象印賞受賞者だけのプレゼントではなく、出演者全員への事実上の参加賞だった。なお、象印賞受賞者は「象印決勝大会」(後に「チャンピオン大会」と改称)に進出し、チャンピオン(会場全体が一旦暗くなり、ドラムロールが鳴って、出演者席上部の象印マークが点灯する)に輝くと天井(前期はくす玉が割れて、紙テープも入っていた)から大量の紙吹雪と風船(両方共非常に量が多く、風船がステージに立ってる人が踏んで割れるほど)が降り、協賛航空会社のKLMオランダ航空で行くヨーロッパ一周旅行と、象印製品の一式フルセット獲得となり、更に、審査員からの花束と上部に「象印」のマークが付いたゴールデントロフィーも授与された。また、「象印スターものまね大賞」や「美空ひばりショー」「森進一ショー」(300回記念特集)等の特別企画も行われた。 第1回放送の前週にパイロット版が放送され、美輪明宏を演じた大村崑が初代チャンピオンになった。後年、「第15回 象印決勝大会」(1969年1月5日放送、江東公会堂で収録)では、同じ美輪明宏を演じた大村が扇ひろ子と同点となり、更なる決戦投票の末(3対2)大村崑が再びチャンピオンとなり、ヨーロッパ一周旅行を獲得した。大村は美輪本人から『黒蜥蜴』の衣装、コルセットは月丘千秋から借りるほどの力の入れ様だった。 また、不定期で「スターハイライトショー」と題し、特定の歌手を一人取り上げて、その歌手のものまねを披露する特別企画も行われた。こちらのチャンピオンにはKLMオランダ航空で行くバンコク旅行と象印製品一式獲得となる(例を挙げると西田佐知子ショーで、いしだあゆみがチャンピオン。さらにいしだは象印決勝大会でもチャンピオンを達成している)。 番組の流れは、「家庭用品の総合メーカー象印マホービンがお送りします」(後に「暮らしの夢を温める象印マホービンがお送りします」に変更)の提供読みの後、オープニングファンファーレが鳴り、司会の玉置が「象印スターものまね大合戦」とタイトルコール。その後、マイ・ガールズが歌うテーマソング(後にチャーリー石黒と東京パンチョスの演奏によるテーマ音楽)に合わせて画面左に出演者のテロップがスクロールし、そしてスターたちが入場すると、最後に「提供 象印マホービン」の提供クレジットが画面一杯に映されてオープニングは終了。その後、玉置が同時期に出演していたTBSの『ロッテ 歌のアルバム』と同様に、「一週間の御無沙汰でした。司会の玉置宏です」のコメントを入れるのが恒例となっていた。 番組のラストでは、玉置の「では、○○(収録場所)からこのへんで終わりに致します。また来週の日曜日、御機嫌よう、さようなら」のコメントの後、テーマソング(インストゥルメンタル)と共に画面がズームアウトし、暗くなったステージをバックに「象印スターものまね大合戦 終」のエンドカードと提供クレジット(オープニングと同じ)がそれぞれ出され、「象印スターものまね大合戦を終わります。この番組は象印マホービンがお送りしました」のナレーションが入っていた。その後に象印製品のCMを流し、次回予告(写真)→KLMオランダ航空のヒッチハイクで終了していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「象印スターものまね大合戦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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