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象山県(ぞうざん-けん)は中華人民共和国浙江省寧波市の管轄下にある県。東シナ海に浮かぶ漁山列島や韭山列島などを含む。県政府所在地の南西に象がしゃがんだ形の象山があることに因む〔象山県志編纂委員会 編、「概述」『象山県志』pp1-7、1988年、杭州、浙江人民出版社。〕。 ==地理== 象山県は西は寧海県、北は鄞州区と接し、奉化市とは象山港の対岸に位置する。主要部は半島上にあり、三方が海に面している。山がちな地形で、山地面積は71%、森林カバー率は59%を占める。バビショウ、クロマツなどの針葉樹林と、クスノキ科の木を主とする広葉樹林とモウソウチクなどの竹林が混じる。県内の最高峰は東搬山(海拔810.8メートル)。平地は東部の南荘平原と西南部の定山平原に大きく分かれ、「上八万(畝)」、「下八万(畝)」と称され、このような県全体の地形は「七山一水二分田」と称される〔。県の人民政府は丹東街道の後堂街にある。 半島の南及び東海上に、漁山列島(13島)、韭山列島(27島)、泗礁列島、三岳列島、半招列島がある。 アリソフの気候区分で亜熱帯海洋性モンスーン気候地域に属する。年平均気温は約17℃と温暖湿潤で、四季がはっきりしており、平均降雨量1463ミリメートルと雨量も十分にあるが、梅雨、台風時期に集中している。山がちですぐに海に流れ込むため、水資源の利用はしづらい。東側には入り組んだ海岸線と島が多く、海洋資源が豊富で、古来漁業が(かつては製塩も)盛んに行われているが、21世紀になってからは海浜観光保養地としての開発も行われている。島嶼部には韭山列島国家級海洋生態自然保護区と漁山列島国家級海洋生態特別保護区が設置されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「象山県」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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