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錦琵琶(にしきびわ、ニシキビワ)、邦楽器、またその楽器を用いた水藤錦穣が創始した日本琵琶楽の一流派。 大正末期に薩摩琵琶錦心流宗家永田錦心が発案〔薩摩琵琶の新派である錦心流の宗家永田錦心が、錦心流のための楽器を作らなければならないと考えたところから端を発している。琵琶新聞大正12年2月号に初期構想の記述あり。〕、当時錦心流門下であった水藤玉水、後の錦びわ宗家水藤錦穣が実践〔水聲大正15年7月号、同9月号(1926年)に写真入りで楽器紹介あり。〕、改良し世に広めた薩摩琵琶系統の一種、従来の薩摩琵琶に比べ柱の数と調弦が違う。絃は本来薩摩琵琶と同じ四弦だったが昭和初期に錦穣が考案(高音弦が複弦)した五弦五柱の琵琶が広く知られている〔水藤錦穣及び黒沢隆明(1972年)〕。 材質は従来の薩摩琵琶と同一の桑や欅材。撥も薩摩琵琶と同じものを使用する。 昭和30年代以降元門人の鶴田桜玉、後の鶴田流琵琶宗家鶴田錦史が更に改良を加えた錦琵琶を使い、作曲家武満徹との映画音楽や洋楽等で脚光を浴び〔この経緯は日本琵琶楽協会の記念誌や佐宮圭著のノンフィクションに詳しい〕、その流れが世界的に琵琶の一スタンダードとして認められつつある。 == 脚注 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「錦琵琶」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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