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言語学において、長音素(英 chroneme)または長さ音素とは、語を一つの母音または子音のみの長さによって弁別することができる、音の基本的、理論的単位である。名詞「chroneme」はギリシャ語のχρονος(クロノス、時間)と、「phoneme」(音素)の「-eme」から類推して接尾辞となった「-eme」に由来する。しかし、この用語は広く通用しておらず、長音素を持つと主張される言語に取り組む音韻学者に知られていない場合さえある。 == 概要 == 大部分の言語には母音または子音の長さの違いがあるが、大部分の言語の場合、それは音韻論・音声学上、弁別的・対照的であるとは扱われない。音声学上対照的な長さを持つそれらの言語でさえ、長音素は特定の言語で認められるのみである。長音素を使うことは、/aː/ を二つの分節音から成っていると見なす: /a/ と /ː/ である。が、別の分析では、/aː/ は長さをその特徴の一つとして持った一つの分節音として考察される。これは、 のような二重母音が、一つの分節音 /ai/ としても、また子音と母音の連続 /aj/ としても分析されることと比較できよう。 長音素的対照の分析のために、一つの分節音の長さを除いて全く同じに話される意味の違う二つの単語は最小対とみなされる。 国際音声字母(IPA)では、その文字を二重にすることによって、あるいはその字の上か下にダイアクリティカルマークをつけることによって、長さを示す: 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「長音素」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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