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阿用郷の鬼(あよのさとのおに)は、『出雲国風土記』大原郡阿用郷の条(郷名由来譚)に登場する一つ目人食いの鬼である。記述では、目一鬼(まひとつおに)と記されているが、鬼自体に名称はない。日本に現存する文献で確認できる最古の鬼の記述とされる〔柳田國男「目一つ五郎考」(『一つ目小僧その他』、小山書店、昭和9年所収)。〕。 阿用郷は、島根県雲南市に阿用の地名が遺るように〔大東町に上阿用、下阿用、東阿用、西阿用がある。〕、阿用川流域から赤川南岸にかけて設けられていた。 == 物語 == 阿用郷は大原郡の郡衙〔大東町仁和寺の郡垣遺跡がその遺跡と見られている。〕から東南に13里80歩(およそ6キロメートル)の所に位置する。古老の言い伝えでは、昔、ある人がここで山田を耕作して守っていた。その時、目一鬼(まひとつおに)が来て、耕作していた人の男(むすこ)を食った。その男の父母は竹藪の中に隠れ籠り身をひそめていたが、竹の葉がかすかに揺れ動いたため、それを見た鬼に食われている男は父母が自分を見捨てている事を悟り、「動動(あよ、あよ)」と嘆いた。だから阿欲(あよ)の郷と名付けられ、後に神亀3年(726年)に郷名を「阿用」と改めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阿用郷の鬼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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