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播磨町(はりまちょう)は、兵庫県加古郡の南に位置する町。町面積の30%を占める人工島(新島・東新島)には重化学工業の工場が操業している。平成の大合併により、県内で瀬戸内海に面する町は播磨町のみとなった。兵庫県下では最小の面積の自治体であり、3700人前後で推移している人口密度は全国でも有数である。本項では町制前の名称である阿閇村(あえむら)についても述べる。 == 概要 == 兵庫県播磨地区南東部に位置しており、印南野台地から流れる喜瀬川流域に街が広がる。弥生時代後期から古墳時代までには大中に当時としては兵庫県下最大の集落が形成され、奈良時代からは阿閇荘と呼ばれており加古郡に属していた。 町村制施行後は阿閇村として自治体を成しており、「兵庫県最後の村」として残っていたが、明石・加古川両市との合併交渉で町内が対立。結果として単独町制の道を選び、1962年4月1日に旧国名である播磨国から取り、播磨町として町制施行した。これにより、日本で初めて自治体として村がない都道府県になった。 町内にはJR山陽本線土山駅・山陽電気鉄道山陽電気鉄道本線播磨町駅各駅があり、双方の駅前にはビジネスホテルや中層マンション、業務ビルがある。 地域沿岸部の埋め立て地には播磨臨海工業地帯もあり、都市化は他の郡部と比較するとかなり進んでおり、隣接する明石、加古川両市と遜色ない。 マンションの新築着工は停滞傾向にあるが、宅地化の著しい進展により、耕地面積は年々減少の一途をたどっている。 また、現存する県内の自治体で唯一、周辺自治体と合併を経験していない。〔兵庫 難読 p213〕〔兵庫 難読 p214〕〔地名 p134〕〔地名 p135〕〔地名 歴史 p126〕〔地名 歴史 p127〕 自動車に交付されるナンバープレートでは「姫路」エリアに相当するが、町の東部では市外局番が神戸市・明石市と同じ078であり、本町は神戸都市圏であることから、県の二大都市である神戸市と姫路市の経済的・行政的な中間地点が本町付近であるといえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「播磨町」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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