|
餘慶寺(よけいじ)は岡山県瀬戸内市邑久町北島にある寺。宗派は天台宗。山号は上寺山(うえてらさん)。本尊は千手観世音菩薩で秘仏。33年に1度開帳される(直近では平成24年(2012年)11月開帳)。中国三十三観音霊場第二番札所、山陽花の寺二十四か寺第十六番、百八観音霊場第三番。地元では山号の上寺山で呼ばれることが多い。 御詠歌:けんやくに みをつつしみて おごりなく たゞよきことをすれば よけいじ == 沿革 == 寺の縁起によれば、天平勝宝元年(749年)に報恩大師により開かれたという。当初は日待山日輪寺と称され、報恩大師建立の備前四十八ヶ寺の一つとして栄えたという。報恩大師(? - 795年)は、備前国津富郡波河(岡山市芳賀)の出身とされる半ば伝説的な僧で、岡山県下の古寺の多くが報恩の開基伝承をもつ。 一時、衰退したが平安時代になり円仁(慈覚大師)が再興し本覚寺と改められたという。その後、近衛天皇の勅願所となり現在の上寺山餘慶寺となった。 室町時代には浦上則宗の信仰を得、戦国時代には宇喜多氏の保護、江戸時代には岡山藩主池田氏の庇護の元で栄えた。 かつては7院13坊の塔頭を数えたが、今日でも恵亮院、本乗院、吉祥院、定光院、明王院、圓乗院の6僧院がある。豊原北島神社が隣接しており平安時代に発展した神仏習合の形態を今に留めている。 現在、年末年始には境内がライトアップされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「餘慶寺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|